国際MANGA会議IMART2025の開催が決定
一般社団法人MANGA総合研究所が、来る2025年11月12日(水)に「IMART2025」、第6回マンガ・IPボーダーレス・カンファレンスを開催することを発表しました。昨年の「IMART2024」では、著名な漫画編集者やアニメーションプロデューサーを招き、豪華なトークセッションが数多く行われ、業界関係者にとっても貴重な交流の場となりました。
新しいIMARTの形
2025年開催分から、IMARTは従来の「マンガ・アニメ」という枠を超え、「マンガIP」に焦点を当て、知見の共有や人材の交流を促進することを目指します。エンタメ業界のイベントが多く開催される中で、特にマンガ中心のカンファレンスは依然として少数に留まっています。しかし、マンガがアニメやゲーム、小説、さらには関連商品や音楽イベントなど、さまざまな周辺産業に影響を与える存在であることはますます重要です。それゆえ、IMARTは従来の枠を越え、より幅広いエンタメ展開を意識した内容に生まれ変わります。
新しく生まれ変わるロゴと名称
この新たな方向性に伴い、従来の名称「国際マンガ・アニメ祭 Reiwa Toshima」から「国際MANGA会議 Reiwa Toshima」へと変更され、ロゴも新たにデザインされます。新しいロゴには、英字の「MANGA」が持つ意味、すなわち「マンガ」「アニメ」「ノベル」「ゲーム」といった広がりが込められています。今後のトークセッションでは、クリエイティブな視点から働き方や表現規制、AI技術に至るまで多様なテーマが扱われる予定です。また、カンファレンス終了後には、業界内のネットワーキングを促進するためのパーティーも計画されています。
詳細情報と参加方法
「IMART2025」は、アニメイトシアター(池袋)を会場に、基調講演や各種セッションを通じてマンガやIPについて深く知る機会を提供します。また、現地での観覧のみならず、オンライン配信によってより多くの人々が参加できるようになっています。
チケットやセッションの詳細情報は、IMART2025の公式X(旧Twitter)にて随時発表される予定です。初回の情報公開は9月12日を予定しています。
IMART2025公式Xはこちら
キービジュアルと作者の思い
2025年のキービジュアルは、第54回日本漫画家協会賞コミック部門大賞を受賞した『ツレ猫 マルルとハチ』の作者、園田ゆり氏によって制作されました。彼女は、多様なIPをテーマにしたイラストを描くことで、見た人々の想像力をかき立てています。園田氏は、「漫画IPに関するイベントで、多様なジャンルのIPの可能性を伝えたい」と語り、それぞれのキャラクターやその世界観を楽しんでほしいとしています。
今後の展望
IMARTの一環として、2024年から開始しているマンガIP市場調査も2025年に実施予定です。より詳細な情報や購入方法については、公式サイトにて案内が行われています。
一般社団法人MANGA総合研究所は、マンガ・アニメを中心に日本のポップカルチャーの研究・分析を行っており、国内外の文化的発展に貢献することを目指しています。今後のIMART2025を通じて、さらなる業界の活性化と国際交流を期待しています。