新商品「KACHIIRO」
2025-07-31 10:24:18

日本の伝統技術を活かした新商品「KACHIIRO」の魅力とは

日本の伝統技術を活かした新商品「KACHIIRO」の魅力とは



PHI株式会社が手掛ける学用品のアップサイクル商品「KACHIIRO」は、使用済の朝顔プラスチック鉢を使用した化粧筆と書筆です。この製品開発は、現代社会が抱えるさまざまな問題の解決を目指しています。特に、日本の伝統工芸「熊野筆」の衰退や教育現場におけるプラスチックゴミの管理、そして環境教育の必要性に応える内容となっています。

熊野筆の衰退と次世代の育成


広島県の伝統的工芸品である熊野筆は、その繊細さと高品質から多くの人々に愛されていますが、近年、生産量の減少が続いたり、職人の数が減少するなどの危機に直面しています。このトレンドを受け、PHI株式会社は子供たちを中心とした次世代へのアプローチとして「KACHIIRO」を開発しました。熊野筆を手に取る体験を通じて、職人技の魅力を感じてもらうことが目的です。

プラスチック問題と環境教育


約300トンの朝顔プラスチック鉢が毎年廃棄されるという現状も「KACHIIRO」に至った背景の一つです。使用済鉢のほとんどが廃棄されており、これを有効活用する方法が求められています。教育現場での環境教育も重要な論点で、多くの教員が授業時間や教材の準備に困難を抱えているという課題があります。「KACHIIRO」は、プラスチック鉢を回収し、洗浄後に特殊な工程を経て使いやすいアイテムとして再生されることで、これらの問題に直面しています。

KACHIIROの魅力とその由来


「KACHIIRO」は、徳島の天然藍を使用して持ち手部分に施されています。「褐色(かちいろ)」という名は、戦国時代の武将たちがこの色を身にまとい、勝負運を願ったという歴史に由来しています。このような意味合いも込められた製品は、単なる文房具や化粧筆に留まらず、贈り物や文化的な価値を持ったアイテムとしても期待されています。

商品仕様と購入方法


「KACHIIRO」は、化粧筆の3本セット(11,000円)や書筆(1,760円から)が販売されており、全国の取扱店舗で手に入れることができます。特に広島駅内の店舗やひろしまIPPIN本店などで取り扱われており、気軽に買い物を楽しむことができます。これらの店舗は順次情報が更新される予定ですので、興味がある方はPHI株式会社の公式HPを通じてチェックしてください。

繋がる未来へ


PHI株式会社の代表、繁田知延氏は、「持続可能な社会の担い手を育成し、日本の文化の継承・発展に貢献したい」との思いを示しています。教育機関や地域団体からの積極的な関与が期待されており、この取り組みを通じての広がりが今後の鍵になるでしょう。子供たちと共に、一歩ずつ持続可能な未来に向かって進んでいくためのサポートを心から望んでいます。興味がある人々からの問い合わせも歓迎されています。環境への配慮、伝統技術の尊重、そして教育における実践。この新しい商品がそれぞれの輪を広げていくことでしょう。これからの日本の未来に欠かせない一品です。


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会社情報

会社名
PHI株式会社
住所
東京都渋谷区道玄坂1丁目10番8号 渋谷道玄坂東急ビル2F-C
電話番号

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