ナビタイムジャパン、新機能で安全運行を支援
株式会社ナビタイムジャパンは、2024年8月19日から「行程表クラウド by NAVITIME」に新しい機能、「事故・危険地点アラート」を加えます。これは、大型バスを利用する旅行会社やバス事業者のための大変重要な施策です。
新機能の概要
この新しいアラート機能は、これまで多くの事故を経験した地点やトラブルが起こりそうな場所の情報を集めて、社内の利用者間でシェアできるものです。具体的には、事故があった場所や危険な状態にある道路の情報を登録することで、行程作成時やスポット検索時にアラートを表示し、運行の安全性を高める役割を果たします。
背景
旅行会社やバス事業者では、従来、事故情報をExcelで管理するなどしていましたが、情報の伝達や周知が難しいという課題があったのです。ナビタイムジャパンはこの問題を受けて、「交通事故統計情報のオープンデータ」を利用し、危険道路の情報を地図上で確認できるAI予測マップを提供するなどして、安全な行程作成を支えてきました。これにより、事故情報だけでなく、未然に事故を防ぐための具体的な情報共有が可能になるのです。
事故・危険地点アラートの具体的機能
新機能には、以下のポイントがあります:
1.
地点情報登録: 事故の発生場所や危険な道路を詳細に登録できます。登録情報には事故名、道路名、発生時刻、注意内容などが含まれます。
2.
アラート表示: 登録された地点が含まれる行程を作成する際、アラートが表示され、注意を促します。
3.
情報の共有: 登録された情報は『行程表クラウド by NAVITIME』の利用者全員でリアルタイムにシェアされ、常に更新された情報を参照可能です。
4.
バスカーナビとの連携: バス専用のカーナビアプリ『バスカーナビ』でも登録情報を確認でき、ドライバーは安全確認を行うことができます。
これにより、バス運行の安全性が一段と向上し、団体旅行の催行時の安心感が増すことが期待されます。
今後の展望
ナビタイムジャパンは、今回の新機能の展開を通じて、旅行業界全体の事故情報を共有できるプラットフォームの構築を視野に入れています。社内だけでなく、他のユーザー間でも事故や危険地点の情報を共有し、業界全体の安全性が高まることを狙っています。この取り組みは、実際の運行データに基づいた情報管理を可能にし、旅行業界の安全向上に寄与することでしょう。
ナビタイムジャパンでは、今後も交通事故削減に向けての機能開発を推進し、安全な行程の作成や運行の支援に努めていきます。これにより、多くの旅行者が安心して移動できる環境を整え、楽しい旅行体験を提供していくことでしょう。さらに詳細については、
公式サイトをご覧ください。