東京の陶磁器専門店『うつわ御結』がリニューアルオープン
1896年に創業した京橋白木株式会社が運営する陶磁器専門店『うつわ御結』が、2024年8月28日、南青山にて新たにリニューアルオープンしました。新店舗は、従来のコンセプトを引き継ぎつつ、より洗練された空間で、作り手と使い手の架け橋となることを目指しています。
京橋白木株式会社は、これまでに100人以上の陶芸家と提携し、約600点の多彩な陶磁器を取り揃えており、家庭やレストランでの食体験をより豊かにすることを目指しています。
新たなコンセプトと展示スペース
新しい『うつわ御結』は、「作り手と使い手を結び、和の文化を継承する」という理念のもとに設計されており、来店者は目で、耳で、手で作品を楽しむことができるインタラクティブな空間が魅力です。また、金継ぎ(きんつぎ)を広めるための特別展示スペースも用意されており、ここでは金継ぎによる修繕の依頼や体験申し込みも受け付けています。これにより、伝統的な日本の文化を体験し、学ぶ機会も提供されます。
公式オンラインストアもリニューアル
新店舗のオープンに併せて、公式オンラインストアもリニューアル。「うつわ羇旅(UTSUWA KIRYO)」というテーマのもと、食と器の関係について深堀りする企画がスタートしました。このプロジェクトでは、実業家の本田直之さんがインタビュアーとなり、料理人との特別対談を収録。第一弾として、和食店「御料理宮坂」の宮坂展央さんが登場し、自身のうつわへの思いを語ります。
料理人とのうつわ談義
「宮坂」は東京・表参道駅近くに位置し、11年間内装やサービスにこだわった和食店。宮坂さんは京都の名店で10年以上修行を重ね、多くの食通を魅了してきました。対談では、器が如何に料理の魅力を引き立てるかについて熱く語ります。
次回の対談には、和食割烹「酒井商会」の酒井英彰さんが登場予定です。酒井商会は渋谷の静かな場所にあり、地域の食材を活かした和食と自然派の日本酒が楽しめるお店として、開店以来人気を博しています。これらの対談は、料理や器の魅力を深く理解するための貴重な機会となるでしょう。
うつわ御結の未来
リニューアルオープンを迎えた『うつわ御結』は、これからも多くの作品を通じて食文化を支え続けていくと約束しています。全ての作家の工房を訪ね、その独自の個性を大切にした上で、器が料理の主役にならず、あくまで引き立て役として機能することを心がけていると語る竹下雷太店主。これからも国内外のお客様に、日本の伝統文化を伝えていく努力を続けるとのことです。
新しい『うつわ御結』への訪問は、和の文化に触れる新しい体験となること間違いなしです。営業時間は毎日12:00から18:00まで、定休日は火曜日ですので、ぜひ訪れてみてはいかがでしょうか。詳しい情報は公式オンラインストアやInstagramでご確認ください。