人事異動の実態調査から見える離職防止のカギとは
株式会社HRBrainが実施した調査によると、過去に異動を経験した会社員の56.9%が、異動を理由に離職を考えていることが分かりました。特に、面談時間が「5分未満」の場合、不満が急増するという結果が示され、「5分の壁」がパフォーマンスの向上や離職防止において重要なポイントであることが浮き彫りになりました。
1. 面談がもたらす影響
人事異動において、面談の時間は従業員の意識に大きな影響を与えます。「5分未満・口頭説明なし」のグループでは、40.5%がコミュニケーション不足に起因する不満を訴えており、面談時間が短いほど離職を検討する割合が高まります。これに対して、5分以上の面談を行った従業員の不満は2割程度にとどまることから、適切な対話の重要性が伺えます。
2. 情報引き継ぎの重要性
しかし、面談時間を延長することだけでは不十分です。調査結果によると、過去の面談記録や実績がしっかりと引き継がれていると感じる従業員はわずか7.9%で、多くの人が自分の異動理由に納得感を持てていないと感じています。情報の引き継ぎが不全であると、長時間の面談も「説得」にしか聞こえず、効果をもたらしません。
3. 離職を防ぐための具体的な手法
人事部門は、突然の離職を防ぐために、過去の1on1や面談ログを活かした一貫性のある対話を行う必要があります。従業員からの声として、過去の対話が考慮されている実感や期待される役割の明確化、理由の透明性が高いほど納得感が高まることが分かりました。これにより、単なる一方的な通知ではなく、対話を通じた納得感を得られるようになります。
HRBrainは、こうした一貫性のある対話を実現するために、人材データの集約と整理を行い、企業が効果的に従業員の特性を理解できるよう支援します。また、2026年にリリース予定の「社内版生成AI Brain」も、データを基に的確なフィードバックを提供するプラットフォームとしての可能性があります。
まとめ
人事異動の時期には、離職を防ぐための効果的な対策が求められます。HRBrainによる調査結果は、企業が人材管理を行う上での重要な指針を示しているため、今後も従業員の納得感や信頼を高めるための施策に取り組んでいく必要があります。
[会社情報]
・社名:株式会社HRBrain
・所在地:東京都港区三田3-5-19 住友不動産東京三田ガーデンタワー5F
・設立:2016年3月1日
・コーポレートサイト:
HRBrain