新しい学びの環境:デジタルハリウッド大学の挑戦
デジタルハリウッド大学(DHU)が、2026年9月1日より運用開始する新しい教育プラットフォーム「キャンパスポータル」は、技術革新を教育に取り入れ、学生ひとりひとりの学びを支える環境を提供します。このプラットフォームは、学生が日常的に使用する画面の中で授業関連のさまざまなアクティビティを一元化し、AIとの対話を通じて学びを深化させる設計が特徴です。
AIが常にそばにいる学びの場
「キャンパスポータル」は、授業に参加するだけでなく、AIティーチングアシスタント(TA)との年中無休のインタラクションが可能です。一日の授業にアクセスし、授業後には振り返りとしてノートを記すことで、自己の学びの記録を積み上げることができます。この環境は、学生にとっての学習が連続したプロセスであることを理解させ、AIがその過程でサポートを提供します。
AIの導入は、ただの「便利な道具」ではありません。教育プラットフォームそのものにAIが溶け込み、授業中だけでなく、その前後を含めた学び続ける環境を目指しています。
個別サポートの進化:AIティーチングアシスタント
各授業には、その授業専用のAIティーチングアシスタントを用意できるため、教員は簡単に教材や講義録を入力することで、特定の授業内容に基づいた支援を行えます。これにより、学生は自身の理解度やニーズに応じた問いかけを受け、新たな考えを育む機会を持つことができます。このプロセスは従来の教育手法とは異なり、学生が主体的に答えを探し出す支援を行います。
プライバシーを重視した対話型教育
本学では、学生のプライバシーを最優先に考慮しており、AIとの対話履歴や授業ノートは学生本人だけがアクセス可能です。教員や大学側がその内容を直接見ることはなく、学生自身が振り返りを記入する形での情報共有が行われます。この取り組みは、学生が安心して学ぶ環境を提供し、失敗を恐れずに試行錯誤できるような支援をしています。
全学AI基盤の強み
キャンパスポータルを支えるのは、全学生・全教職員が使える「全学AI基盤」です。この基盤では、テキストだけでなく、様々なメディアの生成が可能で、グラフィックから音楽制作まで多岐にわたる分野で活用できるよう設計されています。これにより、学生は個別のサービスに縛られることなく、スムーズに目的のAI技術を活用できる環境が整います。
学びを記録する専属AIエージェント
さらに、各学生には専属のAIエージェントが配置され、授業ノートやAIとの会話を通じて自分の学びを振り返る助けになります。学生自身がAIエージェントの設定を行い、学びの成長を記録として継続的に蓄積していく仕組みが整えられています。卒業時には、自らの学びの軌跡を実際に手にすることができる仕組みです。
「使う人」が対象にする教育環境
「キャンパスポータル」は外部企業に発注したシステムではなく、教育の現場に立つ教員自身が、実際に教育を行いながら設計したものです。このように、テクノロジーを単に導入するのではなく、教育現場との対話の中で進化し続けることが重要です。
デジタルハリウッド大学は「つくりながら学ぶ」という教育理念を基に、AI時代の新しい教育モデルの実現を目指します。今後も、教育現場と研究所が連携しながら、継続的な改善と進化を行っていくことでしょう。
AIとの共生は未来の教育モデルの一端であり、デジタルハリウッド大学はその先駆者であり続けることを目指しています。新しい時代の学びに期待が高まります。