石川県の中学生、手帳アイデア大賞で最優秀賞を受賞
2024年11月12日、株式会社高橋書店が主催する第28回手帳大賞の結果が発表され、石川県在住の中学生、山口翔大(やまぐち しょうた)さんがアイデア大賞部門で最優秀賞を受賞しました。このコンペティションは、今年から新たに「アイデア大賞」として手帳や日記、家計簿の使い方の斬新なアイデアを募集しています。
山口翔大さんの受賞作「ポジティブ未来日記」
山口さんが提案した作品名は「ポジティブ未来日記~明日の自分~」。この日記は、「こうなっていたらいいな」とポジティブな出来事を書き出し、実際にそれが達成できるように日々の目標を設定するというものです。
彼は、「新しい友達ができた」「お気に入りの靴を見つけた」など、日常の小さなことをテーマにしつつ、最終的にはその日の出来事や感想を記録します。このアイデアを通じて、山口さんは周囲の人々がより明るい毎日を過ごせることを願っています。
地震を乗り越えた日記の力
山口さんは、2024年の元日からこの「ポジティブ未来日記」を書き始めました。実は、その日には能登で大きな地震が発生し、彼も不安に感じたそうです。しかし、この日記を書くことで「大丈夫!」と前向きに考えることができたと話しています。
実際に表彰式当日、受賞発表を聞いた瞬間の心境を次のように語りました。「この手帳でより多くの人がポジティブに毎日を過ごしてもらえたら、とても嬉しいです。実際に部活動(テニス部)でも全国大会に出ることができ、書いたことに一生懸命取り組んでいます。今日の日記には『大賞取った!!』と書きました!」
賞金と今後の展望
山口さんには、アイデア大賞の最優秀賞としてトロフィーと賞金50万円が贈られました。高橋書店は現在、第29回手帳大賞の作品を募集中で、さらなる斬新なアイデアを期待しています。
このように、山口翔大さんの受賞は、彼自身にとってだけでなく、日本中の人々にポジティブなエネルギーを届けるものとなりました。彼の挑戦は多くの人に勇気を与えることでしょう。