アグリノート、利用集約数が30,000を超える!
営農支援アプリ「アグリノート」が、2025年8月時点で利用組織数が30,000を突破したというニュースが入ってきました。このアプリは、日本国内の農業界において、多くの農業経営体に対してデータの取得と活用を容易にするツールとして定評があります。農林水産省の統計によると、データを活用する経営体の数は約93,200であり、アグリノートを利用している経営体はその中でおよそ4分の1にあたります。
アグリノートの主な機能とは?
アグリノートは、農業現場の様々な情報を記録し、組織内で簡単に共有できるアプリです。この機能により、生産者は圃場の場所、面積、栽培作物、及び使用した資材などの情報を一元管理することが可能です。特に、作業の進捗状況や当日の作業内容の確認が効率化されるため、現場での作業が円滑に行えます。また、年間のコスト、収量、販売金額を明確に把握することで、経営全般の改善にも寄与しています。
実際にこのアプリを活用する生産者からは、「記録のクラウド化が実現し、一元管理が楽になった」との意見が寄せられています。他にも、「従業員との情報共有がスムーズになり、経営課題が可視化された」との声もあり、アグリノートがもたらす効率化の影響は多方面に拡がっていることが伺えます。
今後の発展に期待
アグリノートは今後もさらなる発展を目指しています。現在、新たに農業資材の在庫を管理する機能の開発を進めており、これはGAP(Good Agricultural Practice)を導入する生産者からの要望に応えるものです。この機能は今年の秋頃にリリースされる予定で、多くの生産者からの期待が寄せられています。
豊かさをもたらすアグリノート米市場
また、アグリノート米市場も成長を続けています。2020年10月のサービス開始以来、全国の稲作生産者2,500以上がこの市場に売り手として登録しています。さらに、全国の米卸業者や集荷業者、外食チェーンなど、合計74社の買い手が登録しています。このプラットフォームでは、稲作生産者と買い手が直接契約できる仕組みを提供し、透明性の高い流通体系を確立しています。これにより、双方の経営の安定化にも貢献しています。
課題解決に向けた取り組み
ウォーターセル株式会社では、パートナー企業との共創を通じて農業界の課題解決にも取り組んでいます。例えば、伊藤園との共同開発による農薬適否判定システムや、バイエルクロップサイエンス株式会社との連携など、エコシステムの構築を推進しています。また、温室効果ガスの排出量算定やJ-クレジットの申請管理といった領域にも力を入れています。
イベントへの参加とサービスの紹介
農業WEEK(J-AGRI)東京展に出展し、様々な農業関連の企業や生産者と交流を深める予定です。興味のある方はぜひブースを訪れて、アグリノートの機能やパートナーシップについてお話ししましょう。農業を支える革新的な情報プラットフォームの未来を共に感じられる機会です。
ウォーターセル株式会社は、新潟県新潟市に本社を置き、営農支援アプリ「アグリノート」を通じて次世代の農業を築いています。私たちは「農業と食の豊かな未来を」という理念のもと、様々なサービスの達成を目指しています。