株式会社コア、JAXA-STEPSに選定
株式会社コアが国立研究開発法人の宇宙航空研究開発機構、通称JAXAが実施している「宇宙技術実証加速プログラム」(略してJAXA-STEPS)に選ばれたことを発表しました。本プロジェクトでは、コアがこれまで行ってきた衛星測位システムにおける技術を応用し、新たに「小型衛星用オンボードPPP受信機」の開発を進め、宇宙空間での高精度測位の実現を目指します。
プロジェクトの背景と目的
地球観測に使われる衛星が、最近では災害時の被害判断やインフラの監視、農業や海洋のモニタリングにおいて重要な役割を果たすようになっています。これらのデータを効率的かつ高精度に活用するためには、観測時の衛星の軌道情報の精度が非常に重要です。
長らく、衛星の高精度な位置情報は地上での後処理に依存していましたが、本プロジェクトではオンボードPPP技術を使用して衛星自体で信号を受信し、リアルタイムな高精度測位が可能になります。これにより、データ提供の時間が短縮されるだけでなく、観測データの活用度が高まることが期待されています。
技術開発の進め方とコアの貢献
JAXAの衛星測位システム技術ユニットは、スターダストプログラムに基づき、2023年から2024年にかけてオンボードPPPの実証機を開発し、2025年度にはQPS-SAR10号機を用いて軌道上の実験を行う予定です。本プロジェクトでは、これまでの成果をもとに小型衛星に適した受信機を開発し、迅速なデータ活用によって災害対策やインフラの監視を後押ししていく考えです。
期待される効果と展望
このプロジェクトを推進することで、コアはJAXAの支援を受けながら新しい技術の社会実装を図り、さらには国内でのGNSS技術を支える人材の育成にも貢献することが期待されています。また、地上向けの技術を宇宙ビジネスに展開することで、コアは事業の拡大と日本の宇宙産業の競争力アップに寄与することを目指しています。
JAXA-STEPSについて
JAXA-STEPSは、小型衛星を用いた革新的なミッションや技術の実証を目的とし、研究開発の促進や社会への実装を目指しています。このプログラムによって、企業と研究機関が連携し、より迅速に宇宙技術の発展が図られることが期待されています。
会社概要
株式会社コアは、ICTを通じて社会や産業の課題解決に取り組んでいる企業です。技術力を活かし、顧客のビジネスの進化を支えるために、ソリューションプラットフォームを提供しています。これからの宇宙ビジネスにおいても、その技術力を発揮し続けていくことでしょう。