オフグリッド農場
2018-12-20 10:10:06

世界初!完全オフグリッドのアクアポニックス農場が誕生

世界初となるオフグリッドアクアポニックス農場



近年、持続可能な農業が求められる中、画期的な農業システムとして注目を集めているのがアクアポニックスです。この度、世界初のコンテナ型完全オフグリッドのアクアポニックス農場が開発され、貧困国支援のための新たな拠点として位置付けられています。

農場の開発とオープニングイベント


先日、農場のオープニングに際して、途上国を中心とした約150名の視察団が集まりました。イベントでは「END HUNGER」(世界から飢餓を無くす)をテーマにしたパネルディスカッションが行われ、アクアポニックス技術を活用した途上国での支援活動に関する様々な意見交換が行われました。

アクアポニックスとは


アクアポニックスは、水産養殖と水耕栽培を組み合わせた次世代の農業手法です。この技術では、魚の排出物が微生物によって分解され、それを植物が栄養として吸収します。さらに、浄化された水は再び魚の水槽に戻る、循環型の仕組みを有しており、生産性の向上と環境配慮を両立しています。

農場の具体的な特徴


年間の収穫量


このコンテナ農場は、年間150~200名分の食料を供給する能力を持っています。運用開始から2年目には、約32,000株のレタス、400キロのトマト、350キロのスプラウト、900キロの魚が収穫される見込みです。

環境負荷の軽減


設置された農場は、太陽光と風力のハイブリッド発電機能を活用しており、100%の再生可能エネルギーを使用しています。これにより、従来の農業手法と比較して水の使用を70~80%削減することが可能です。

コンテナの再利用


この農場では、輸送に使われたコンテナを現地で再利用し、魚の養殖場やオフグリッドシステムの保管場所として活用します。この方法により、食料自給の効率化と現地雇用の創出が期待されています。

今後の展開


株式会社おうち菜園は、アクアポニックスの普及を目指し、農場設計や栽培指導の他、アクアポニックスに関する教育機関の運営や出版活動も行っています。これにより、日本国内でのアクアポニックスへの理解を深め、さらには国際的な食糧支援活動へとつなげていくことが期待されています。

この新たなアクアポニックス農場は、途上国における食料不足の解決策となり、持続可能な農業の未来を切り開く一歩となるでしょう。環境に優しい技術で、世界的な飢餓の撲滅に向けた新たな挑戦が始まっています。

会社情報

会社名
株式会社アクポニ
住所
神奈川県横浜市中区相生町3-61泰生ビル 2F
電話番号
050-5539-1923

トピックス(ライフスタイル)

【記事の利用について】

タイトルと記事文章は、記事のあるページにリンクを張っていただければ、無料で利用できます。
※画像は、利用できませんのでご注意ください。

【リンクついて】

リンクフリーです。