株式会社DUAL MOVE、2.7億円の資金調達を発表
株式会社DUAL MOVEは、TPR株式会社を引受先とするJ-KISS型新株予約権を発行し、2.66億円の資金調達を実施したことを近日中に発表しました。この資金を活用して、透明型ディスプレイを活用した独自のXRシステム「tXRディスプレイ」のさらなる研究開発を進め、自動車の車窓への実装と量産化に向けた取り組みを促進していくとしています。また、車窓以外の分野への応用の可能性も探る予定です。
DUAL MOVEのミッション
DUAL MOVEは、自動車の車窓に映像を表示し、実際に見える風景と重ね合わせる技術「車窓XR」を開発しているスタートアップです。これまでに、裸眼3D映像を透明パネルに表示する装置である「tXRディスプレイ」の開発に成功しました。将来的には、自動運転技術が進化した際の車窓への実装を見越しながら、車窓XR技術の普及に向けて様々な挑戦を行っています。
この技術の背後には、車窓XRを通じて提供されるインフォテインメントなど、多種多様なデジタルコンテンツによって、利用者の移動体験をより豊かで価値あるものにするというビジョンがあります。DUAL MOVEは、車窓XRを用いた臨場感のあるコンテンツを提供し、車載コンテンツ市場の開拓を目指しています。
tXRディスプレイの特徴
tXRディスプレイは、映像を表示するだけでなく、その奥にある風景が見える透過型のディスプレイです。国内外の大手メーカーにより販売されており、デジタルサイネージとしての利用が進んでいます。また、特別なグラスやゴーグルを必要とせずに裸眼で3D映像を楽しむことができる「裸眼3Dディスプレイ」の登場も認知されつつあります。
DUAL MOVEは、これらの透過型ディスプレイと裸眼3D技術を統合し、世界初の透過型裸眼3Dディスプレイの開発に成功しました。この技術は、transparent(透過)、true(真)、three-dimensional(3次元)の頭文字を合わせて“tXRディスプレイ”と名づけられ、自動車産業および他の分野への統合を視野に入れています。
未来の車窓XR技術
DUAL MOVEは、今後も日本国内外での展開を視野に入れ、この革新的な技術をさらなる高次元へと引き上げていくことを目指しています。車窓XR技術の普及が進めば、自動車の車内空間における五感を刺激する新しい体験が提供されるでしょう。これにより、日常の移動がより刺激的で価値のある時間に変わることでしょう。
さらに詳しい情報は、公式サイトや紹介動画をご覧ください。日本の自動車技術に新たな風を吹き込むDUAL MOVEの取り組みから目が離せません!
DUAL MOVE公式サイト
DUAL MOVE紹介動画