2025年1月8日、株式会社中央公論新社から新しい一冊が登場します。それは、ファッション界で燦然と輝くコシノ三姉妹の初の共著書『コシノ三姉妹向こう岸、見ているだけでは渡れない』です。大阪・岸和田のコシノ洋装店に生まれた彼女たちが、どのようにして世界的なファッションデザイナーへと成長したのか、その過程と哲学を綴った本作は、50年以上にわたるキャリアの集大成と言えるでしょう。
この書籍では、コシノヒロコさんの言葉「コンプレックスは武器になる」が示す通り、彼女たちの人生の中で直面した数々の困難がどのように力強い原動力になったのかが語られています。ヒロコさんは2025年1月に米寿を迎えられるということで、その生涯現役のスタイルには多くの人が感銘を受けることでしょう。
次女のコシノジュンコさんも、本書の中で「一番若いのは『今』」と述べており、常に前向きに生きることの大切さを強調しています。彼女は1978年から22年間にわたってパリコレクションに参加し、その後も国際的なカルチャー交流を積極的に行ってきました。このような姿勢は、多くの人にとっての手本となっています。
三女のコシノミチコさんは、「大切なのは自分を信じる力」と強調し、自身の活動を通じて説明しています。彼女は1973年からロンドンを拠点にし、独自のプロダクトを生み出すことで知られています。そのコレクションは80年代のストリートカルチャーを象徴し、英国のヴィクトリア&アルバート博物館に収められるなど、評価は高いものです。さらに、ミチコさんは世界初のブランドコンドームを発表し、エイズ撲滅運動にも貢献しています。
この本は、三姉妹の波乱万丈の人生を通して、ファッションデザインだけでなく、人生哲学や生きる力を学べる貴重な資料でもあります。また、彼女たちの母である小篠綾子さんの生涯を描く映画『ゴッドマザー コシノアヤコの生涯』も同年の初夏に公開予定であり、さらなる注目が集まります。
コシノ三姉妹は、それぞれ異なる道を歩んできましたが、常にファッション業界の最前線で挑戦を続けています。本書を通して、彼女たちの道のりを振り返り、その絆の強さを感じることができるでしょう。もしかしたら、あなた自身の人生にも役立つメッセージが隠されているかもしれません。
コシノ三姉妹の初共著の発売に伴い、彼女たちの活躍がどのように影響を与えるのか、そして今後の新しい挑戦も楽しみにしたいところです。ぜひこの本を手に取り、彼女たちの知られざる物語を深く感じ取ってみてください。