建物外壁剥落リスクを簡易診断する新ツール
2025年11月1日より、住宅メンテナンス事業を手掛ける株式会社ジェブが新しい無料WEB診断ツール『外壁剥落リスク診断』を公開する。このツールは、建物オーナーや管理組合が外壁タイルの剥落リスクを手軽に把握できるもので、わずか3分で診断が可能だ。
ツールの概要
ユーザーは、建物の築年数や外壁の状態、修繕履歴といったいくつかの質問に答えるだけで、自動的にリスクレベルを低・中・高の3段階で表示される。この診断結果をもとに、適切な修繕計画や専門調査の必要性を判断する材料にできる。
深刻化する外壁剥落リスク
国土交通省のデータによると、築40年以上のマンションは増加し続けており、これに伴い外壁タイルの劣化も深刻である。調査によれば、10年以上経過した建物のうち8.3%に、外壁の落下の危険性があるとされている。定期点検が義務化されているものの、従来の調査方法はコストや時間がかかり、実施が難しいケースも多い。
特にマンションでは、修繕積立金の不足や合意形成の難しさから点検が進まないことが多く、オーナーや管理組合は「今すぐ調査が必要なのか」、「限られた予算でどの部分から手をつけるべきか」といった判断に迫られている。
新診断ツールの意義
このような状況を受け、株式会社ジェブはリスクを軽減するためのシンプルなツールを開発。専門知識が無い人でも気軽に外壁の状態を確認し、適切な判断ができることを目指した。利用者は、理事や役員などの管理組合メンバーだけでなく、築10年以上の建物を所有するオーナー、外壁点検を検討している方々にも広く活用してもらえる。診断結果は即時に表示され、客観的な判断材料として役立てられることが期待されている。
さらなるサービス拡充も計画
この診断ツールはリスク認知の入口として位置付けられており、今後はドローンを使用した外壁診断や剥落防止のコーティングなど、幅広いサービスを展開していく計画だ。2025年には、リスク認知から調査、補修、予防保全までの一貫したサポートを提供する「剥落防止くん」のサービスも予定されている。
代表取締役のコメント
代表取締役の太田猛也氏は、「外壁タイルの剥落は誰にでも起こり得るリスク。まずはリスクに気づき、具体的な行動につなげてほしい」と語る。事故防止の文化を広げるための一助となることを目指している。
まとめ
完成したWEB診断ツール『外壁剥落リスク診断』は、簡単にリスクを把握するための重要なステップとなる。今後も技術の進化を見据え、利用者にとってよりよいサービスの提供を続けていく方針だ。