インヴェンティットの「mobiconnect」、国際セキュリティ規格ISO/IEC 27017取得
インヴェンティット株式会社(東京都新宿区)が提供するモバイルデバイス管理ソリューション「mobiconnect」が、国際情報セキュリティ規格「ISO/IEC 27017」を正式に取得しました。これにより、すでに取得している「ISO/IEC 27001」に加え、クラウド環境における情報セキュリティ管理体制が一層強化されました。
ISO/IEC 27017とは
ISO/IEC 27017は、クラウドサービスの提供者及び利用者のために定められた情報セキュリティのガイドラインです。この規格は、クラウド環境特有のリスクに対する適切な対策を求めており、組織が安全にクラウドサービスを利用できることを助けるものです。今回の認証取得により、「mobiconnect」は高いセキュリティ基準をクリアしたことが公式に確認され、データ保護、アクセス管理、インシデント対応の強化が図られています。
教育分野における重要性
特に、文部科学省が推進する「GIGAスクール構想第2期」において、「ISO/IEC 27017」の取得はサービス事業者に求められる重要な条件となっています。このため、教育機関がデバイス管理やクラウドの活用を進める際、事業者選定の際の基準となり得ます。文部科学省が2024年1月に発表した「教育情報セキュリティポリシーに関するガイドライン」の中でも、クラウドサービスの安全性および信頼性を確認するために、認証の有無を重要視することが推奨されています。
持続可能な教育環境の構築
デバイス管理サービスにおいて文教市場での導入数No.1を誇るインヴェンティットは、次世代を担う子どもたちが安心して学べる環境の整備を重視しています。教育現場での安全なクラウド活用をサポートする「mobiconnect」を通じて、さらなるセキュリティ強化に努め、デジタル教育環境の発展に貢献する意向です。
ゼロトラストセキュリティへの対応
今後の情報技術の進展とともに、安全性を脅かすリスクは日増しに増加しています。従来のセキュリティモデルでは対処しきれない課題が多く、ゼロトラストセキュリティモデルに適した対策が求められます。今回のISO/IEC 27017認証取得は、「mobiconnect」の信頼性向上に貢献し、企業や教育機関にとって重要なステップとなります。インヴェンティットは、デバイス管理だけでなく、ゼロトラストを基盤としたソリューションを引き続き提供していく方針です。
「mobiconnect」の特徴
「mobiconnect」は、法人や教育機関向けに設計されたモバイルデバイス管理サービスです。スマホやタブレット、PCなどを遠隔から管理し、アプリの配信や設定変更、位置情報の取得などが可能です。このような機能により、効率的でコストを抑えたデバイス運用を実現しています。
教育現場では、保護者や教員にとっての信頼性と子どもたちの安全を確保するためのサポートが行われており、幅広い環境での活用が期待されています。また、日本特有のサポート体制を強化し、デバイス運用に関するノウハウを持つスタッフがしっかりとサポートを行っています。
インヴェンティット株式会社は、「人と機械がつながり、優しさあふれる世界をつくる」ことをビジョンに掲げ、社会と企業の課題解決に向けたソリューションの提供に努めています。今後も「mobiconnect」を通じて、デジタル教育環境のさらなる発展に寄与することを目指しています。