脳卒中・心臓病予防の新協定
2025-07-28 10:06:23

長崎県とオムロンが手を結び脳卒中・心臓病予防の新たな枠組みを構築

長崎県とオムロンが脳卒中・心臓病予防へ協力



2025年7月27日、長崎県、長崎大学病院、オムロンヘルスケア株式会社が脳卒中や心臓病の予防に関する協力協定を締結しました。この協定は、循環器病対策推進への取り組み強化を目指しており、三者は「長崎県循環器病対策推進計画」に基づいて連携していきます。

長崎県の健康課題



脳卒中や心臓病は、現在の日本における主な死亡原因の上位を占め、その影響は地域社会にも大きな波及効果をもたらします。特に長崎県では、心疾患による死亡は第二位、脳血管疾患は第四位に位置しており、毎年約4000人がこれらの循環器病に影響されています。

このような深刻な状況を受けて、長崎県は「第2期長崎県循環器病対策推進計画」を策定し、循環器病の年齢調整死亡率を減少させること、及び健康寿命を延ばすことを目指しています。具体的には、長崎大学病院の脳卒中・心臓病等総合支援センターと協力し、生活習慣の改善や医療・福祉サービスの充実を図っています。

協定に沿った具体的な取り組み



この協力協定の締結により、以下のような項目に取り組むことが約束されました:
1. 県民への情報発信: 脳卒中や心臓病のリスクや予防策について情報を広めます。
2. 県民意識調査: 健康に関する意識や行動について調査し、その結果を医療施策に反映します。
3. 特定保健指導の推進: 県民に対して健康管理のための指導を行います。
4. 医療機関との連携体制構築: 予防医療のための協力体制を整えていきます。
5. その他必要な事項: 協定の目的に沿ったその他の活動も行います。

健康意識の向上を目指して



長崎大学病院の脳卒中・心臓病等総合支援センターの惑星、池田聡司センター長は、今回の協定に喜びを表明しました。彼は、「予防と早期発見によって脳卒中や心臓病のリスクを軽減できる」と述べ、県民の健康意識を高めることに尽力していく意向を示しました。

オムロンの取り組みと商品



オムロンヘルスケアは、「脳・心血管疾患の発症ゼロ」を目指して家庭での健康管理を進めています。同社が提供する製品、「心電計付き上腕式血圧計 HCR-7800T」や「携帯型心電計 HCG-8060T」などは、血圧や心電図の測定が可能で、健康管理をサポートします。

  • - HCR-7800T: 血圧と一緒に心電図を記録。スマホアプリと連携して6パターンの解析が可能。
  • - HCG-8060T: コンパクトな心電計で、録音したデータをアプリで解析可能。

これらの製品は、医療機関の指示により購入できる特定保守管理医療機器であり、地域住民が自宅で健康状態を管理する手助けとなります。これからの三者の協力によって、長崎県民がより健康的な生活を送れることが期待されます。

結論



新たな協力協定が成立したことで、長崎県、長崎大学病院、オムロンヘルスケアの三者は連携し、脳卒中や心臓病の予防に向けた包括的な取り組みを進めていきます。これにより、県民の健康意識が高まり、健康寿命の延びることを目指します。


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