女川フューチャーセンター
2015-03-30 15:05:22

女川の未来を拓く拠点『フューチャーセンター』が誕生

2023年3月28日、女川駅前に地域活性化を目指す『フューチャーセンター』がオープンしました。この施設は、女川町の須田善明町長や女川町商工会の会長、日本財団の笹川陽平会長を含む約80名が参加するオープニングセレモニーで祝福されました。須田町長は、フューチャーセンターを「未来への種を植える場所」とし、女川の新たな町づくりを推進する意欲を示しました。一方、笹川会長は、施設をどう活用するかが重要であると強調し、困難な昨今の状況下においてここが人々の絆を深める場になることを期待しました。

このフューチャーセンターは、日本財団のNew Day基金から5,640万円の助成を受け、女川町が土地とトレーラーハウス3台を無償で提供して完成しました。また、多くの企業からの協力も得られたことが大きな支えとなりました。このプロジェクトを率いたのは、NPO法人アスヘノキボウの代表である小松洋介氏です。彼は女川町出身ではないため、客観的な視点で地域外の資源を地域に引き込み、新たな成果を生み出す役割を担いました。

小松氏は地域活性化について「地域外から人や物、資金、情報を集め、地域内でそれらを生み出し、再び地域に流通させる大きな循環を作ることが大切」と語り、フューチャーセンターがその中心となることを目指しています。すでに施設は多くの予約が入り、会議室やイベントスペースとして利用されています。また、起業支援プログラムとして、Googleが主催するイノベーション東北と連携したプランも設計中です。

さらに、フューチャーセンターでは、地域社会の様々な課題をテーマにした「フューチャーセッション」というワークショップを毎月開催します。専門家をゲストに迎え、町内外から参加者を募り、意見交換やアイデア創出を行っていく予定です。これにより、さまざまな立場の人々がつながり、協力し合いながら新たな解決策を見出す場を提供します。

フューチャーセンターは、企業、政府、自治体、住民などが立場を超えて集い、共に未来を考える場として期待されています。これからの女川町の発展に向けて、多彩な活動が行われるこの新たな拠点に注目が集まります。また、地域活性化に向けたさまざまなプログラムやイベントが企画されており、今後の展開にもますます注目が必要です。

会社情報

会社名
特定非営利活動法人アスヘノキボウ
住所
宮城県牡鹿郡女川町浦宿浜字浦宿81-136
電話番号
022-598-7175

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