M&Aの新たな形！ストライクとフォースタートアップスが手を組みます

ストライクとフォースタートアップスによるスタートアップ支援の新たな展開

2023年、M&A仲介業者である株式会社ストライクと、成長産業の支援を行うフォースタートアップス株式会社は、スタートアップ企業向けの新しい支援体制を強化することで合意しました。この提携により、スタートアップ企業はM&A市場での選択肢を増やし、成長を加速させることが期待されています。

提携の背景

ストライクは、M&Aを通じてスタートアップのエコシステムを支援する活動を続けてきました。フォースタートアップスは、特にスタートアップ企業におけるプロダクト価値や技術、人材の評価を高めることに注力しています。今回の提携は、双方の強みを生かし、両社のネットワークを結集することで実現しました。

この連携は2024年2月に行われたフォースタートアップスへの出資を入口にしています。スタートアップ企業のさまざまな出口戦略、特にM&Aを更に推進していく方針です。

新たな支援体制の詳細

スタートアップ市場が拡大する中、企業の成長における出口戦略は多様化しており、IPOだけでなく、M&Aや事業承継、ファンドとの提携が重視されています。特に、自社の成長戦略としてM&Aを選択する企業が増加しています。東京証券取引所の上場基準の見直しも影響し、上場前後の企業もM&Aによる成長を目指すようになっています。

フォースタートアップスは、スタートアップ企業や起業家とのネットワークを駆使して、M&Aの候補を見つけ出し、情報提供を行う役割を担います。一方、ストライクは、M&A仲介の豊富な経験を基に、マッチングから条件設計、クロージングに至るまでを支援します。

両社の意気込み

ストライクの代表取締役社長、荒井邦彦氏は、「新しい支援体制の構築により、スタートアップの成長をさらに加速させていく考えです」と述べています。彼のリーダーシップのもと、イノベーション支援室の設立からスタートアップと事業会社の連携を強化し、持続可能なビジネスモデルの構築を目指しています。

それに対して、フォースタートアップスの志水雄一郎社長は、「スタートアップにとってM&Aは次の挑戦の始まりです。この連携により、柔軟な戦略を描ける環境を整えていくことが重要です」とコメントしました。