新たな肉質改善の革新！コーセーフーズの玄米麹粉末「アスペルパウダーNK」

新たな肉質改善の革新！

岐阜県揖斐郡に拠点を置く株式会社コーセーフーズが、2025年8月18日、肉質改善に特化した新商品「アスペルパウダーNK」を発売します。この製品は、これまでの塩麹の肉質改善効果を進化させたもので、畜肉処理の現場での新たな選択肢となることでしょう。

アスペルパウダーNKの特徴

アスペルパウダーNKは、弱酸性から弱アルカリ性の幅広い条件で高いタンパク質分解作用を持つ玄米麹粉末です。そのため、肉のおいしさを引き立てるだけでなく、畜肉臭の低減や歩留まりの向上といった多面的な効果を発揮します。

さらに、近年の食品添加物を減らしたいとの消費者のニーズに応えるため、原材料は国産の玄米麹粉末のみを使用し、クリーンラベル化を実現しています。これにより、安心して使用できる製品となっています。

開発の背景

従来の塩麹は、弱酸性条件では効果が高いものの、中性から弱アルカリ性の条件下ではその効果が薄れてしまうという課題がありました。そのため、業務用の食肉加工では麹酵素の効果を十分に発揮できず、業界全体で「中性から弱アルカリ性でも効果を示す天然素材が求められていたのです。

コーセーフーズは、そのニーズに応え、さまざまな実験を経て適切な米の種類、麹菌の選択、発酵条件を見いだし、アスペルパウダーNKを開発しました。この商品は、幅広いpH条件でも肉質を改善できる強力な助っ人といえるでしょう。

多機能性の証明

アスペルパウダーNKは、さまざまな機能を発揮します。具体的には、以下のような課題に対して対応します。

1. 食品添加物の低減とクリーンラベル
- 原材料が玄米麹粉末のみであるため、添加物を気にすることなく利用できます。

2. 柔らかさの安定的な確保
- 幅広いpH条件でも肉質改善が期待でき、安定した品質を維持します。

3. 畜肉臭対策
- マスキング効果により、肉の臭みを軽減し、よりおいしい料理へと導きます。

4. コスト効果の向上
- 保水性を高めることで、歩留まりを改善し、コストを削減します。