宇宙港プロジェクト参入
2024-08-02 03:37:18

エア・ウォーター社が「次世代型宇宙港」プロジェクトに参加

エア・ウォーター社が宇宙港構想に参画



エア・ウォーター株式会社は、東京都に本社を置く「将来宇宙輸送システム株式会社(ISC)」が主導する新たな宇宙輸送環境の構築に向け、「次世代型宇宙港(NSP)」に参加することを発表しました。このプロジェクトは、宇宙輸送を効率的に行うために必要な基盤を整えることを目的としており、今後の宇宙関連事業の新たな風を吹き込むことが期待されています。

NSPの概要


次世代型宇宙港とは、頻繁に行われる宇宙輸送を支えるための拠点です。ここでは、ロケットの打ち上げや着陸だけでなく、観光客や利用者が訪れるための商業施設やエンターテインメント施設も設置される予定です。これにより、訪れる人々に新たな体験を提供し、宇宙開発への関心を高める狙いがあります。

エア・ウォーターの貢献


エア・ウォーター社は、1970年代から宇宙ロケットの開発に携わり、ガス供給設備の納入や大学との共同研究を行ってきました。その豊富な経験を背景に、宇宙産業で使用される燃料の製造、貯蔵、運搬技術を持つ企業として、NSPにおける重要な役割を果たすことが期待されています。さらに、家畜由来の液化バイオメタンをロケットエンジンの燃焼試験用ガスとして供給することで、カーボンニュートラルなエネルギー利用を推進しています。

ワーキンググループの活動


このプロジェクトは、計17社と1大学からなるワーキンググループ(NSP-WG)が設立され、2024年7月31日を期限に初期検討を行います。会社の枠を越えた協力体制が整えられ、宇宙輸送の新たな可能性が探求されます。NSPでは、地上だけでなく海上の構想も視野に入れており、先進的かつ実用的な宇宙輸送拠点が提案されることを目指します。

地域への影響


エア・ウォーター社は、北海道スペースポートを運営するSPACE COTAN公司に投資するなど、宇宙ビジネスの展開を通じて地域産業の発展にも寄与しています。今回のNSPプロジェクトへの参加を機に、地域の脱炭素化推進と産業の成長に貢献することが期待されています。

未来に向けて


「次世代型宇宙港」は、2030年代に向けて本格的に稼働を開始し、宇宙輸送の頻度を飛躍的に向上させることを目指しています。エア・ウォーター社は、自社が持つ技術と知識を供して参画企業と連携し、次世代の宇宙ビジネスの発展に寄与していく考えです。この取り組みが成し遂げられれば、国内外の宇宙産業に大きな影響を及ぼすことでしょう。

今後の展開に注目です。詳しい情報はこちらのリンクから確認できます。


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会社情報

会社名
エア・ウォーター株式会社
住所
大阪府大阪市中央区南船場2-12-8
電話番号
06-6252-5411

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