キユーピーみらいたまご財団、2025年度助成証書授与式をオンラインで開催

キユーピーみらいたまご財団の2025年度助成証書授与式

2025年4月18日、公益財団法人キユーピーみらいたまご財団がオンラインにて2025年度の助成証書授与式を開催しました。この式典には、過去最多となる132団体が参加し、多くの団体が食育や居場所づくりに取り組む様子が速報されました。この助成の背景には、食に関連した社会的課題の解決を目的とするキユーピーの使命があります。

助成団体の選定

今年度の助成に選ばれたのは、以下のような団体です：

- 「食育活動助成」に27団体
- 「食を通した居場所づくり助成」に28団体
- 「スタートアップ助成」第Ⅰ期に36団体
- 「食材費助成」に88団体

これにより、全体で179団体に助成が決定し、前年比117％増という非常に高い数値を示しています。また、第Ⅱ期募集も予定されており、過去最大の規模が期待されています。

子どもたちの未来を支える活動

助成団体の中には、子ども食堂での体験に着目した食育活動を行う団体も多く見受けられました。具体的には、農業体験を通して子どもたちが収穫や調理を実際に行うというプログラムです。このような取り組みは、体験格差を縮め、地域の未来を創造する力になると期待されています。

さらに、少子高齢化という課題にも取り組む団体があり、地域活性化を目指し、子どもたちに居場所を提供するための取り組みが行われています。一方で、物価の上昇により多くの団体が食事提供の延長に苦労している現実も浮かび上がっています。

交流の場での意見交換

授与式の後には、助成団体と財団関係者との交流会も行われました。参加者は11班に分かれ、互いの課題を共有し、未来への展望を語り合う貴重な場となったようです。

参加者からは、実に多様な食を通じた居場所づくりを行う活動に感銘を受けたとの声が多く上がりました。特に、保護者と子どもが共に学び合う「共育」という新しい概念に触れたことが評価されていました。

今後の展望

今後もキユーピーみらいたまご財団は、食を通した居場所づくりや食育活動への支援を通じて、子どもたちの健やかな成長をサポートし、持続可能な社会の実現を目指します。これまでの活動がますます広がり、地域社会へのインパクトを持つことが期待されています。詳細については、財団の公式サイトを参照してください。

キユーピーみらいたまご財団公式サイト

私たち一人一人が、「食」を通じて未来を考えることが求められる時代です。教育や地域交流の活動を通じて、心豊かな世代を育むための助成金が、今後の展開を楽しみにさせてくれることでしょう。