東京大学とミスパリの共同研究がスタート
日本の美容業界に新たな風を吹き込むべく、東京大学大学院医学系研究科とエステティック業界のリーダーであるミス・パリが共同研究を始めることが発表されました。この取り組みは、皮膚の健康をより科学的に理解し、新しいスキンケア方法を確立することを目的としています。研究の第一歩として設立された寄付講座『アドバンストスキンケア(ミスパリ)講座』は、4月からの5年間にわたり進められる予定です。
この共同研究では、過去のスキンケア技術の多くが経験則や直感に頼っていた点を踏まえ、皮膚の健康度を評価するための計測システムを開発し、そのデータに基づく科学的なアプローチを採用します。この新しい手法を通じて、アンチエイジングや肌の健康を改善し、社会に貢献できるようなスキンケア方法が確立されることが期待されています。
共同研究の内容
初めての研究テーマとして取り上げられるのは、エステティック ミスパリが提供する“トリプルバーン痩身法”。この手法は、最新の機器を使用して行う技術、健康食品による食養、ダイエットの専門家による指導の3つの要素で構成されています。研究の中では、このトリプルバーン痩身法がメタボリックシンドロームの予防や改善にどのように貢献できるのかを、皮膚状態、血液の質、体組成、さらには心理的なデータを通して評価していく予定です。
未来への展望
今回の取り組みが成功すれば、従来の美容技術をさらに進化させ、多くの人々の健康とQOL(Quality of Life)の向上に貢献することができるでしょう。特に、高齢化が進む現代社会においては、皮膚の健康が全体の健康に大きな影響を及ぼします。この研究が、科学的な評価指標をもとにした新しいスキンケアのスタンダードを作り出し、「科学に裏付けられた美容」を実現することが期待されています。
重要な情報
現在、この研究は東京大学と連携した形で進行中であり、寄付講座の概要は次の通りです。
- - 大学名: 東京大学大学院医学系研究科
- - 講座名: アドバンストスキンケア(ミスパリ)講座
- - 寄付金額: 1億7,500万円
- - 設立期間: 平成20年4月~平成25年3月
- - 教員名: 客員教授-須釜淳子、特任助教-赤瀬智子
- - 協力教員名: 教授-真田弘美、助教-大場美穂
この研究は、ただの美容施策にとどまらず、医療と美容の融合を目指す重要なステップとして位置付けられています。近い将来、より効果的で安全なスキンケア方法が確立されることを楽しみにしています。