いじめ問題の考察
2012-11-06 14:34:06
いじめや不登校問題について親子が考えるパネルディスカッション報告
11月3日、文化の日に広域通信制高校サポート校である東京ネットウエイブデザイン情報科にて、いじめや不登校問題に特化したパネルディスカッションが開催されました。これは文部科学省の「教育・文化週間」に併せたイベントであり、タレントの麻木久仁子氏や学びリンク総合研究所の森薫所長、いじめを克服した生徒とその親などがパネラーとして参加し、さまざまな視点から意見が交わされました。
イベントのタイトルは『不登校、引きこもり、いじめ。そのとき親は子供といかに向き合うか』。多くの来場者が興味を持ち、会場は熱気に包まれていました。進行役の浅川学校長がナビゲートする中、いじめ体験を持つ林真央くんとその母親の体験談が中心に展開されました。彼のいじめの経験は小学校から始まり、中学校に進学する頃には深刻化。家族は彼を福岡の親戚に預けることを決断し、1年半後に戻ることになりました。この後、多くの努力と新たな取り組みを経て、真央くんは元の中学校に復帰し、いじめを克服できたと語りました。
森薫所長は、「いじめは10歳ぐらいの思春期の入り口から始まる。いじめられる側に罪はない。特に家庭環境が大きく影響する」との見解を示し、親の心の余裕が子供のメンタルに直結すること、良好な親子関係がいじめ克服にとって重要であると訴えました。浅川校長も、「いじめ問題は教育上最重要で取り組まれるべき課題であり、今回のような場が解決の糸口になることを願っている」と締めくくりました。
パネルディスカッションの最後には、日馬先生の生徒による朗読劇も行われ、観客からの拍手が響き渡りました。このイベントは広域通信制高校サポート校東京ネットウエイブが設ける教育の場において、地域社会がいじめや不登校問題にどのように関わっていくかを考える良い機会となりました。
広域通信制高校サポート校東京ネットウエイブは、ゲームやデザイン、アニメ等を専攻する専門学校に併設される形で、高校卒業資格を得るためのプログラムを提供しています。不登校や中退の子達に対しては、社会進出の支援と安定した自立型教育を行い、その成果を実感できるような取り組みを続けています。
会社情報
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専門学校東京ネットウエイブ
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