園児の車内置き去り事故を防ぐ新サービス「CocoCaジュニア」の導入開始

園児の安全を見守る「CocoCaジュニア」とは

福岡県北九州市の株式会社レセプターが、幼稚園や保育園向けに新たなサービス「CocoCaジュニア」を開発しました。このサービスは、なによりも園児の車内置き去り事故を「ゼロ」にすることを目的としています。2024年2月26日より北九州市内での提供が始まります。

何ができるのか

「CocoCaジュニア」は、直径4cmの手のひらサイズのGPSタグを利用しています。これはシール状になっており、お子様の名札などに簡単に貼り付けて使用できます。このデバイスを通じて、保護者や園のスタッフはお子様の位置をリアルタイムで把握できるため、複数の大人の目でお子様の安全を守ることが可能となります。

月額料金は7,800円（税別）で、園児ごとに150円のシール代が必要ですが、保護者と園が共に利用できる無料のスマートフォンアプリも提供されています。このアプリを使用することで、簡単にお子様の現在位置を確認でき、事故を未然に防ぐことができます。

社会的な背景

近年、幼い子どもたちが保育・教育の現場で、命を失う事故が増加していることが問題視されています。特に置き去り事故の防止は急務です。北九州市は、2011年から「次世代育成環境ランキング」で12年間連続して1位に輝いており、これを背景に地域の企業として新たな取り組みを行うことに意義を感じています。

開発の狙い

株式会社レセプターは、30年以上にわたり「手のひらICT」を研究し、その技術を生かして地域イベントや行政の取り組みを支援してきました。子どもたちの安全を見守ることで、保護者の安心感を促進し、11年連続での地域ランキング1位を誇る北九州市に貢献したいと考え、今回の開発に至りました。

商品の将来性

「CocoCaジュニア」は現在、置き去り事故防止に特化していますが、将来的には幼稚園や保育園のイベント時にも役立てる機能を追加する予定です。写真を共有したり、イベントのためのスタンプラリーやマラソン大会などでも活用できることを考えています。

会社情報

特定非営利法人のレセプターは、ICTを通じて「より優しい情報社会」を実現することを目指しています。設立は1991年、福岡県北九州市小倉北区に本社を構えており、地域社会とのつながりを重視しています。

今後も「CocoCaジュニア」を通じて、お子様とその保護者、さらには教育者たちの笑顔と安心を守るための取り組みを続けていきます。