フリー株式会社(東京・品川区、CEO:佐々木大輔)は、Forbes JAPANが主催した2025年の「NEW SALES OF THE YEAR」において「AIトランスフォーメーション賞」を受賞したことを発表しました。このアワードは、変革の時代における営業活動の新たな形を実践している企業に光を当てることを目的としており、freeeの取り組みが如何に評価されたのかを示すものです。
フリー株式会社は、「スモールビジネスを、世界の主役に。」というミッションのもと、統合型経営プラットフォームを提供しています。2025年3月末時点で、有料課金をするユーザー企業数は約62万社へと成長しており、この成長の背後には、プロダクトの拡大や事業部の複雑化による社内オペレーションの難しさが影響しています。具体的には、営業担当者が顧客との対話に集中できる時間が減少するという問題が顕在化してきました。
この課題の解決策として、freeeは商談や会議の内容を自動的に要約・構造化し、CRMに反映するAIツール「つばめAUTO」を開発しました。この導入により、事後処理にかかる時間が大幅に削減され、営業担当者が重要な顧客との対話により多くの時間を割けるようになりました。また、過去の商談データを整理・共有するAIツール「つばめNAVI」の導入により、提案ノウハウや製品知識の属人化を解消しました。これにより、若手社員でも効果的な提案のためのヒントを手に入れやすくなり、組織全体の営業力を向上させることに成功しています。
これらのAI技術の取り組みが高く評価され、「Forbes JAPAN NEW SALES OF THE YEAR 2025」の「AIトランスフォーメーション賞」を受賞するに至りました。受賞に際して、常務執行役員である小原史明氏は、顧客との関係を深めるためにAIを活用することが重要であり、顧客の本質的な課題を見つけ出すためには、機械にできないスキルが求められることを強調しました。彼は「互いの感情に寄り添い、お客様のタイミングを大切にする」ことが必要だと言います。
freeeは、AIを駆使して顧客との向き合いの時間を増やし、ユーザーにとって真の価値が感じられるサービスを提供することを使命として掲げており、これからもその方向性に沿った取り組みを続けていくと述べています。
フリー株式会社は2012年に設立され、現在も日本におけるSaaS型クラウドサービスを提供するリーダー的存在として知られています。「マジ価値」を提供し続ける姿勢を貫き、経営者や従業員に役立つバックオフィスの基礎知識や最新の求人情報なども積極的に発信しています。詳しくは公式ウェブサイトを訪れてみてください。