高槻市立玉川幼稚園の福を呼ぶ豆まき
令和7年の2月3日、高槻市立玉川幼稚園で特別なイベントが行われました。この日は、4歳児と5歳児の園児たちが集まり、節分の伝統行事である豆まきを体験しました。元々の節分の日は2月2日の日曜日でしたが、幼稚園の都合で月曜日に実施されました。
活動は、まず保育士から始まりました。「節分の日には、鬼が入ってこないように魔除けを飾るんだよ」「豆を投げることで鬼を外に追い払って、家の中に幸運を呼ぶんだ」といった節分の意味や風習について教えられました。その後、鬼役の保育士の登場に園児たちは興奮。
保育士が鬼の面をつけ、竹の棒を持って入って来た瞬間、教室内は歓声で溢れました。「鬼は外!福は内!」と叫びながら、園児たちは紙で作った福豆を手にして鬼に向かって豆を投げ始めました。丸めた紙を手作りの升に入れて、鬼役の先生に向かって一生懸命豆を投げる姿は、まるで一大演劇のようです。
鬼を外に追い払った後、園児たちはさらに楽しむ時間が待っていました。今度は、自分たちが鬼になった気分を味わうために、色とりどりの画用紙や毛糸を使って自分自身でオリジナルの鬼のお面を作ります。出来上がったお面を被り、教室内を駆け回りながら、再び豆を避けるという遊び心満載の時間を過ごしました。
豆まきが終わった後、園児たちは嬉しそうに感想を述べていました。「鬼の声が怖かったけど、頑張って追い払ったよ!」「豆まきができて楽しかった」といった声は、みんなが非常に満足していることを物語っています。今回の豆まきイベントは、園児たちに日本の文化や伝統を知る良い機会となったことでしょう。伝統行事を体験することで、彼らの心に大切な思い出が刻まれ、来年の節分も楽しみにできることでしょう。
このように、玉川幼稚園では日本の文化を大切にし、次世代に伝えていく取り組みが行われています。子どもたちが成長する上で貴重な体験が、こうした活動を通じて培われているのです。今後も高槻市での伝統行事が引き続き盛り上がることを期待しています。