Farnellが「DevKit HQ」を発表
東京、日本 – 2025年12月15日、Farnellが新たなオンラインプラットフォーム『DevKit HQ』を発表しました。このサイトは、組み込み評価ボード、開発キット、シングルボードコンピュータ(SBC)、様々なツールや技術資料を一挙に集めて提供しています。
最近のエンジニア向け調査によると、多くの技術者がプロジェクトを始める前に新しい技術を調査するために、適切な開発キットを選ぶのが難しいと感じていることが明らかになりました。また、標準化されたインターフェースや拡張性を重視し、異なるキットを組合わせることでプロトタイプ作成や概念実証を行いたいと考える傾向も見えてきました。
DevKit HQの特徴
『DevKit HQ』は、これらのニーズに応える形で、主要な半導体メーカーやハードウェアサプライヤが提供する製品を検索、比較して選ぶことができる一元化されたプラットフォームです。このサイトでは、エンジニアはアプリケーションに応じた最新の開発キットやモジュールソリューションを簡単に発見できます。デモやアプリケーションソフトウェアも豊富に用意され、サプライヤーの製品ファミリやシリーズに対応した評価ボードを見つけるのもスムーズです。
さらに、各キットに関連したデータシートやアプリケーションノート、トレーニング動画、リファレンスデザインが充実しており、技術者はこれらのリソースを利用することで設計の意思決定を迅速に進めることができます。特にAI、IoT、センサー、ワイヤレス技術、モータ制御、電力管理などの分野で、技術革新を加速させるための重要なツールとなります。
調査結果について
この調査はelement14コミュニティによって2025年7月28日から8月8日に実施され、441名が回答しました。これにより、エンジニアが直面する課題についての貴重なデータが得られています。
Farnell Globalでセールスを担当するダニエル・フォード氏は、「私たちの使命は、設計エンジニアがより効率的に作業できるよう支援することです。DevKit HQはアプリケーション別に開発キットを検索できるだけでなく、新しいテクノロジーを試すことも簡単になります。こうしたことはアイデアからプロトタイプへの移行を加速し、エンジニアがより多くの時間をイノベーションに集中できる環境を整えるものです」と語っています。
現在、DevKit HQは公式サイト
https://jp.farnell.com/devkit-hqでアクセス可能です。最新製品の検索を効率的に行い、新規設計の市場投入までのタイムラインを短縮するための包括的なソリューションを提供します。
Farnellについて
Farnell Globalは、電子および産業システムの設計、保守、修理に必要な製品や技術を高い信頼性で迅速に提供する企業です。80年以上の実績を持つFarnellは、24時間365日体制で顧客に必要な製品とサービスへのアクセスを提供しています。北中南アメリカではNewark、ヨーロッパや中東、日本ではFarnell、アジア太平洋地域ではelement14として展開しています。2016年からはAvnet(Nasdaq:AVT)の一員ともなり、より包括的なサポートを実現しています。
詳細については、
http://jp.farnell.com/をご覧ください。