関西最大級の展示会「ホテル・レストラン・ショー2025」が盛況のうちに幕を閉じる

関西最大級の宿泊・外食産業展示会「ホテル・レストラン・ショー2025」閉幕

2025年7月23日から25日の3日間にわたり、大阪のインテックス大阪で開催された「第17回ホテル・レストラン・ショー＆FOODEX JAPAN in 関西」が大盛況のうちに終了しました。この展示会には、13,609人の来場者があり、前回より26.4%の増加を記録しました。

1. 最新トレンドとソリューションの提案

本展では、宿泊や外食、サービス産業の最新トレンドが紹介され、社会的課題解決に向けた革新的な技術が披露されました。特に注目を集めたのが新設された「FOODEX WINE/SAKE」エリア。ここでは、100種類以上のワインや日本酒が試飲できるほか、著名なソムリエによるセミナーが開催され、来場者は新たな味の体験を楽しんでいました。

2. 食の選択肢の多様性

展示会では、深刻化するコメ不足を受けた対策も行われ、台湾から輸入された高品質なジャポニカ米や寿司米が多数展示されました。国産米、特に滋賀県の近江米「きらみずき」の試食も行われ、来場者は新たな米の魅力を発見し、これに伴う炊飯器「ライスロボ」の紹介も多数の関心を集めました。

また、訪日外国人の増加を背景に、動物性食品を使用しないヴィーガン料理やハラール料理に関する展示も充実。ハラール認証を受けた冷凍弁当やヴィーガンカレーなどが試食可能で、来場者は食の多様性を体感する機会にも恵まれました。

3. 最新技術と持続可能性

猛暑対策として、最新技術を駆使した涼感制服を試着可能なブースも存在。断熱カーテンやアメニティの最新トレンドが紹介され、AIを活用したデータ分析や予測技術も展示されました。顧客体験を向上させるためのAIロボットや、ペットと一緒に宿泊できる施設のモデルルームも注目の的でした。

4. 展示会概要

来場者数の大幅増加が示す通り、業界内での関心が高まっていることを示しています。展示会は、グローバルな視点を持ってデザインされた全453ブース、363社が参加しており、彼らは食文化の未来を探求するための情報を提供しました。特に、宿泊業界と外食業界を繋ぐ架け橋としての役割を果たした本展は、業界の交流を促進しました。

5. 今後のスケジュール

次回の展示会は、九州・沖縄での「Hospitality & Food Week」が予定されています。続いて北海道、東京での展示会も控えており、今後の展開に期待が寄せられます。

公式サイトや各展示会の詳細な情報は、一般社団法人日本能率協会のウェブサイトからご確認いただけます。

この展示会は、食やホスピタリティ業界の進化を体感する貴重な機会となり、次回2026年の開催も待ち遠しい限りです。