積丹ワーケーションで新たな働き方を提案。
株式会社インプルは、昨年度に続き「積丹ワーケーション」を実施することを発表しました。この取り組みは、社員の福利厚生向上だけでなく、デジタル人材が不足している地方での人材交流を促進することを目的としています。今年度は、北海道外に居住するリモート社員も積極的に参加させ、さらなる地域の活性化を目指しています。
この「積丹ワーケーション」は、株式会社SHAKOTAN GO(本社は北海道積丹町)との共同企画として実施されます。SHAKOTAN GOは、2002年に開館した地域の温浴施設「岬の湯しゃこたん」を運営しており、経営改善のために様々な活動を展開中です。インプルは、この取り組みが地方創生や働き方改革に貢献することが重要だと考え、SHAKOTAN GOと連携してワーケーション制度を構築しました。
積丹町の雄大な自然と温浴施設
美しい自然環境や観光資源を持つ北海道積丹町は、観光客に多くの魅力を提供しています。特に、岬の湯しゃこたんは、海と夕日を見渡す絶景の露天風呂を有し、地域住民や観光客から人気を集めています。しかし、開館から20年が経過し、経営が厳しい状況にあるのも事実です。そこで、SHAKOTAN GOが2022年からこの施設の運営に携わり、地域の魅力を発信するための取り組みを行っています。
インプルは、積丹町の魅力を広めるため、社員に「インプルにしかない働き方」を経験させることを目指しております。地域との関係を深めつつ、地域企業のDX(デジタルトランスフォーメーション)推進を支援し、定期的にワーケーションに参加する社員が地域経済にも寄与できるような未来を描いています。
ワーケーション制度の実施概要
このワーケーション制度は、リゾート地でのテレワークを活用しながら仕事を行う新しい働き方です。2023年8月から10月の間、毎週4名程度の社員が積丹町に訪れ、1泊2日または2泊3日のプランで業務を行います。今年度はフルリモート社員15名を含む50名以上の参加が見込まれており、昨年度の実績と同水準を確保しようとしています。
システムにはフレックスタイム制が導入されており、社員は業務の合間に観光を楽しむことも可能です。さらに、特設のワーケーションスペースを設けた岬の湯しゃこたんに加え、宿泊先の古民家でも作業ができる環境を整備しました。参加者には交通費や宿泊費の支給に加え、温泉入り放題やBBQ、朝食代の補助なども提供され、充実したサービスが用意されています。
まとめと今後の展望
岬の湯しゃこたんは、日本海を一望できる位置にあり、露天風呂からは神威岬と積丹岬、また沈む夕日を楽しむことができます。温浴設備も多彩で、中温湯や泡風呂、サウナなどが充実しています。
インプルとSHAKOTAN GOは、地方に新しい価値をもたらすために協力していく考えです。この取り組みが、社員、地域、そして観光客にとってもプラスになるよう努めています。今後も新しい働き方の提案を続け、地方との共生を目指していきます。