地域課題解決へ向けた新たな取り組み、ボーダレス・ジャパンの公民連携室設立

ボーダレス・ジャパンが公民連携室を新設

株式会社ボーダレス・ジャパン（福岡県福岡市、本社）は、2024年10月1日より「公民連携室」を新たに設置することを発表しました。この取り組みは、同社がこれまで築いてきたソーシャルビジネスに関する知識や経験を活かし、地方自治体と連携して地域における課題の解決を目指すものです。

設立の背景

近年、日本全体で地方創生や地域活性化が求められており、特に社会起業家やソーシャルビジネスの役割が重視されています。経済産業省は「地域の社会課題解決促進に向けたエコシステム研究会」を立ち上げ、収益を伴う社会的使命の両立を目指す「ゼブラ企業」の創出を積極的に進めています。このような状況の中で、ボーダレス・ジャパンは18年間の実績を踏まえ、地方のニーズに対応した新たな支援体制を築くことにしたのです。この公民連携室では、特に社会的な課題を解決することを主眼とし、地域に根ざしたソーシャルイノベーションを創出します。

提供する協働メニュー

公民連携室では、以下の3つの主要な協働メニューを提供しています。これらは、自治体が地域課題を解決するための支援となることを目指しています。

1. 社会起業家の発掘・育成

地域における課題解決のために行われるイベントを通じて、社会起業家を発見し、育成します。また、当社独自のメソッドに基づくインキュベーションプログラムを実施することにより、事業の立ち上げをサポートします。

2. アントレプレナーシップ教育

高校生や大学生を対象とした実践的な起業家精神を育成するプログラムを提供します。地域の教育機関と連携し、ソーシャルビジネスに関するカリキュラムを共同で開発します。

3. 起業型地域おこし協力隊の人材募集・育成支援

全国ネットワークを活用し、起業志向の高い人材を発見し、マッチング支援を行います。協力隊員が起業し、地域に定住するための支援プログラムも用意しています。

お問い合わせと参加の呼びかけ

現在、協働メニューに関心のある自治体からのお問い合わせを受け付けています。カスタマイズも可能ですので、ぜひお気軽にご相談ください。詳細は、公式ページから進むことで資料をダウンロードできます。

採用情報

公民連携室では、プロジェクトマネージャーや営業職の募集も行っています。特に第二新卒や中途採用向けの採用説明会を定期的に開催するので、興味のある方は参加してみてください。日程は、2024年10月8日、12日、15日で、応募は公式サイトから行えます。

株式会社ボーダレス・ジャパンについて

この会社は2007年に設立され、「ソーシャルビジネスで世界を変える」を目指して活動しています。現在は13カ国で50以上のプロジェクトを展開し、社会起業家の育成に非常に力を入れています。様々な社会課題に対処するための実績を持ち、近年の収益も86億円を超えています。また、「グッドデザイン賞」や「CSA賞」などの受賞歴もあります。