フェルメールの幻想を香りで体験
近年、アートと香りの融合が進んでいる中、株式会社新香のインセンスブランド「SOZO」が新たな試みを披露しました。このたび発表された「VERMEER × SOZO AROMA INCENSE」は、ヨハネス・フェルメールの名画《真珠の耳飾りの少女》をテーマにしたお香です。商品は、2026年8月21日から大阪中之島美術館で開催される「フェルメール《真珠の耳飾りの少女》展」に合わせて販売されます。
色と香りの移り変わり
「VERMEER × SOZO AROMA INCENSE」は、ただ単にひとつの香りを楽しむのではありません。SOZO独自の技術を用いて、色や香りが時とともに変化する約20分の体験を提供しています。香りの変化は、火を灯した瞬間から始まり、Lead tin yellow(鉛黄)、Ultramarine(ウルトラマリン)、Pointillé(ポワンティエ)の3色が約20分間にわたり移り変わっていきます。これは、フェルメールが描く色彩や光を香りとして具現化しています。
鑑賞の時間を意識する
手にとったお香に火をつけると、色と香りの変化が始まるのですが、その体験はまるで名画と向き合っているかのようなひとときです。じっくりとその変化に意識を向け、時間をかけて楽しむことが求められます。通常の生活の中で、アートを感じ取るための一つの手段として、香りが選ばれるのです。
パッケージにも工夫が
お香のパッケージにも一手間かけられています。開封した瞬間からフェルメールの世界に引き込まれるようなデザインが施されており、フラップを開くと作品が描かれており、その内側にお香が姿を現します。このように、商品の全てが鑑賞体験を深化させるために設計されているのです。
開発者の思い
株式会社新香の代表取締役、矢野剛史氏は、本商品開発にあたり「フェルメールの作品から感じる静けさや光、色彩の余韻を、いかにして香りとして表現できるか」が出発点だったと述べています。名画が持つ情景を一つの香りではなく、複数の香りの移り変わりとして体感することで、より深い体験を提供できると考えています。
SOZOについて
SOZOは、時間とともに色と香りが変化するお香のブランドとして、1988年に設立された株式会社新香が展開しています。このブランドは、香りの変化を通じて時間の流れを感じる新たな体験を提供することを目的としています。従来のお香にはない新しい価値を生み出すために、約5年の歳月をかけて独自の製法を開発しました。
シリーズはとても興味深く、色彩や香りのデザインにこだわりを持ち合わせています。
2026年8月21日から9月27日まで、大阪中之島美術館などで販売され、この商品は日本国内のみに限られるため、興味のある方はぜひ展覧会と共にご覧ください。