西周賞が募集開始
2025-04-18 11:37:34

若手研究者の未来を切り拓く「第8回 西周賞」募集開始

若手研究者のための「西周賞」募集のお知らせ



島根県津和野町が主催する「第8回 西周賞」の応募が始まりました。この賞は、幕末から明治初期に活躍した哲学者・西周を顕彰し、若手研究者の支援を目的としています。西周は西洋思想の受容に重要な役割を果たし、その業績を称えるために、平成30年に設立されました。今回は、その意義とともに応募要項を詳細にご紹介します。

西周賞の背景



西周(にしあまね)は1829年に津和野町で生まれ、哲学や国際法を介して日本の学術界に多大な影響を及ぼしました。彼の業績を後世に伝えるため、津和野町は「西周賞」を設立し、研究者がその考え方や影響を探る機会を提供しています。毎年行われる「西周シンポジウム」では、受賞者が自身の研究成果を発表する場が設けられ、一般市民との交流も促進されます。

募集テーマと対象研究



今年の応募テーマは「ひろく西周にかかわる学術論文」となっており、以下の内容が対象として挙げられています。
  • - 西周そのものに関する研究
  • - 幕末から明治維新期に関わる西周関連の人物や出来事
  • - 同時代における思想や法律、言語の変化

この受賞は哲学、法学、日本語学など多岐にわたる分野の研究を対象としており、日本における西洋哲学の受容や、国語・国字の論争に焦点を当てた研究も歓迎されます。

応募資格



応募にはいくつかの条件があります。まず、応募者は40歳以下でなければなりません。また、令和7年(2025年)11月末から12月初旬に開催される「西周シンポジウム」に参加し、講演を行うことが求められます。これによって、研究を公に披露し、聴衆とのディスカッションを行う機会が与えられます。

応募方法



応募には、原稿が8,000字以上20,000字以内であることが求められます。手書きは不可で、形式については縦書き・横書きは自由です。応募作品は未発表か、令和6年(2024年)以降に発表されたもので、引用が必要な場合はその出典を明記する必要があります。

原稿7部と応募用紙を郵送することが必須で、締め切りは令和7年(2025年)8月18日です。

賞と授賞式



優れた論文を提出した受賞者には「西周賞」として、賞状とともに10万円の賞金が授与されるほか、津和野町までの旅費(上限8万円)が支給されます。授賞式は「西周シンポジウム」の中で行われ、受賞者は研究について講演する機会を得ます。

選考委員と選考過程



選考委員は東京大学名誉教授の樺山紘一氏をはじめ、様々な大学の教授陣が名を連ねています。選考過程は厳正に行われており、入選者には事前に通知が行われるとともに、結果は地域のホームページにも掲載されます。応募作品は原則として返却されず、選考過程に関する問い合わせには応じられません。

お問い合わせ



応募に関しての詳細は、津和野町郷土館内にて、津和野町教育委員会西周顕彰事業担当までお問い合わせください。
〒699-5604 島根県鹿足郡津和野町森村ロ127
TEL: 0856-72-0300

若手研究者たちがその才能を開花させる絶好の機会です。ぜひ、この機会にチャレンジしてみてください。


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会社情報

会社名
公立大学法人島根県立大学
住所
島根県浜田市野原町2433-2
電話番号
0855-24-2200

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