博報堂とNTTデータが協力してデマンドチェーン変革を実現
株式会社博報堂(以下「博報堂」)と株式会社NTTデータ(以下「NTTデータ」)は、企業が直面するデマンドチェーンの変革を推進するための業務提携を発表しました。この協業は東京都内に本社を構える両社が、戦略的な方向性を持って生活者のニーズを見据えた変革を実現することを目指しています。
デジタル化が進む中での挑戦
近年、デジタル・トランスフォーメーション(DX)の浸透により、企業のサプライチェーン管理の成熟が進んできました。しかし、次のステップとして重要なのは、生活者から得られるデータを活用した迅速かつ柔軟な意思決定の仕組みの構築です。両社はこの「デマンドチェーン変革」をサポートすることで、企業活動をより効率的に、かつ効果的に展開できるよう支援します。
両社の強みを生かした協業
博報堂は、生活者の理解に基づいたマーケティングのクリエイティビティに自信を持ち、NTTデータは ITを駆使して企業の変革を促進する能力があります。この両者の強みを掛け合わせることで、企業の戦略策定から、生活者体験の設計、さらにはデータやテクノロジーの活用、システムの実装までをシームレスに支援。具体的には、次のようなCxOアジェンダを設定しました。
具体的なサービス内容
1. 生活者視点での総合的なロイヤルティマネジメントの推進
2. デマンドチェーンに基づいた生活者データ基盤の構築
3. 生成AIを用いたマーケティングプロセスの改編
4. 営業組織のデジタル化
5. オムニチャネルからユニファイドコマースへの移行
6. 生活者との接続を持続するオウンドメディアの開発
7. 地域に優しい地域DXの推進
これらの施策を通じて、企業は市場での競争力を高め、消費者との結びつきを強化することが期待されています。
未来への展望
今後、博報堂とNTTデータは、業種や業界を越えて、より豊かな社会と生活の実現に向けた新たな価値の創出に取り組んでいく意向です。生活者のニーズに沿ったサービスの提供を通じ、企業と消費者の関係性を深めることが、両社にとっての未来のビジョンです。デマンドチェーンの変革がもたらす影響は大きく、社会全体に良好な影響を与えることでしょう。