ユニ・チャームが環境に配慮した新商品を発表
ユニ・チャーム株式会社は、再生高分子吸収材を活用した新しい商品『デオサンド香りで消臭する紙砂RefF(リーフ) ピュアフローラルの香り』を、2025年3月18日に全国で発売することを発表しました。この商品は、鹿児島県志布志市と大崎町でリサイクルされた使用済みの紙パンツを再利用し、全ての素材を活用する技術を実現しています。
発売の経緯と背景
ユニ・チャームは2015年から「RefFプロジェクト」をスタートし、使用済み紙パンツの再資源化を目指してきました。紙パンツはパルプ、プラスチック、高分子吸収材の3つの素材で構成されていますが、同社はオゾンを用いた滅菌技術によって、安全で衛生的な再生パルプの製造に成功しました。さらに、2022年には再生パルプを使用した大人用紙パンツの販売を開始し、リサイクル技術の進展を続けています。2024年には、紙パンツ専用の回収袋やボックスを開発するなど、その取り組みを拡張しています。
新商品『デオサンドRefF』の特長
新たな『デオサンド香りで消臭する紙砂RefF』は、以下の特長を備えています。
1.
再生高分子吸水材を配合: 環境負荷を低減しながら、機能性を維持。
2.
強力消臭: 尿をした瞬間から強力な消臭効果を実現。
3.
心地よい香り: ピュアフローラルの香りで、環境への配慮だけでなく、使用時の快適さも追求。
さらに、この商品は、ユニ・チャームの工場での生産時のロス品を再利用した紙砂を使用しており、リサイクルへの取り組みが顕著に表れています。
さらなる環境保護への一歩
ユニ・チャームが展開する「RefF」というブランド名は、「Recycle for the Future」の頭文字を取ったもので、持続可能な社会の実現を目指しています。この新商品は、持続可能な開発目標(SDGs)の12番目の目標「つくる責任、つかう責任」に対しても貢献するとしています。
今後もユニ・チャームは、環境問題や社会課題に対する取り組みを強化し、持続可能な社会を目指していく意欲を見せています。特に、リサイクル技術の向上や新商品の開発を通じて、循環型社会の実現に向けた一歩を踏み出しています。
多くの人々がこれらの取り組みを通じて、環境意識を高め、持続可能な選択を行えるよう、ユニ・チャームは今後も積極的に情報発信を行うとともに、さらなる商品開発を進めていくことでしょう。
会社概要
ユニ・チャームは1961年に設立され、その本社は東京都に位置しています。ベビーケア、フェミニンケア、ヘルスケアなど多岐にわたる製品を展開し、グローバルな展開を行っています。今後も持続可能な製品の提案に取り組む姿勢は、日本国内外において注目されることでしょう。