勤続10年以上の経理・総務担当者に聞く業務の変化
ピー・シー・エー株式会社は、勤続10年以上の経理・総務担当者106名を対象に、「ベテラン経理・総務担当者の業務実態調査」を実施しました。この調査は、経理や総務の職場環境や業務内容がどのように変化してきたかを掘り下げることを目的としています。
調査の概要
この調査は、2024年9月27日から29日にかけて、IDEATECHが提供するリサーチデータマーケティング「リサピー®︎」を利用して行われました。調査対象は、勤続10年以上の経理・総務担当者で、合計106名の有効回答が集まりました。
集中力維持の方法
まず、仕事中の集中力を持続するための工夫を伺いました。「休憩をこまめに取る」と回答した方は47.2%にのぼり、最も多くの支持を得ました。さらに、集中力が切れやすい時間帯としては「お昼過ぎ」が52.8%、「午後」が24.5%と続き、職場環境が大きな影響を与えることが示されています。
繁忙期と業務内容
繁忙期についての質問では、「四半期決算期」が29.2%と最も多く、中でも「決算業務」が55.3%と特に際立って多くの業務を占めています。年末調整や予算策定も重要な業務として挙げられました。
業務環境の改善
興味深いのは、10年間での業務内容や職場環境に対する感じ方です。「改善されている」と感じる人は31.2%、「変化がほとんどない」と回答した人は50.9%でしたが、その中でも約7割が「ペーパーレス化」が進んでいると実感しています。このペーパーレス化は、業務の効率化や環境負担の軽減にも寄与していると考えられます。
今後の展望
多くの方が法律の変更やデジタル化の進展について言及し、経理・総務業務におけるスピードアップが求められてきている現状が分かります。また、10年以上同じ職種を続けられた理由として「仕事の安定性」が36.8%、そして「自分のペースで仕事を進められたから」が34.0%という結果が得られました。
結論
この調査からは、経理・総務担当者の業務がデジタル化により変化してきたこと、そして集中力を維持するための工夫が明らかになりました。特にペーパーレス化や自動化は、効率化に向けた重要な要素となるでしょう。今後10年にわたって、更なるバックオフィスの進化が期待されます。
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