40~50代男性の健康、あなたは大丈夫?
人生100年時代と言われる現代において、40~50代は人生の折り返し地点。第二の人生をどのように過ごしたいのか、選択肢は広がっています。しかし、どんな選択肢を選ぶにしても、基盤となるのは健康です。
花王株式会社が行った調査によると、40~50代男性の多くが、健康面で気になる症状を抱えていることが明らかになりました。
「なんとなく不調」は要注意!
調査では、40~50代男性の約7割が「自分は健康」と回答した一方で、半数以上が何らかの不調を感じていることが判明しました。
特に多くの人が訴える不調は、以下の通りです。
筋力の低下(72%)
疲労感(68%)
関節や筋肉の痛み(66%)
早朝勃起の回数の減少
体の疲労や行動力の減退
性的機能の衰え
総合的に調子が思わしくない
イライラする
* 睡眠の悩み
これらの症状は、加齢変化や疲れによる一時的なものと捉えがちですが、長引くようであれば油断は禁物です。男性ホルモンの減少によって生じる男性更年期障害(LOH症候群)のサインかもしれません。
男性の健康意識、女性より低い?
健康行動の実施率は、男性の方が女性より低い傾向にあります。
例えば、睡眠・休養、食事に関する項目では、女性に比べて実施率が低く、健康意識の低さがうかがえます。
ストレスケア、心のケアも大切
40~50代男性の約7割が、日常的にストレスを感じているという結果も出ています。仕事や人間関係のストレスは、自分ではコントロールできない部分も多いですが、音楽を聴いたり、趣味に没頭したりするなど、自分に合った方法でストレスを解消することが大切です。
しかし、ストレス解消法として「お酒を飲む」という選択肢を選ぶ男性は、20~30代男性に比べて多く、睡眠の質を低下させる可能性があるため注意が必要です。
男性の健康、今すぐ見直そう!
40~50代は、これまでの人生や将来について悩み、不安や焦燥感を抱きやすい年代です。しかし、男性は女性に比べて「心の健康」への関心が低く、悩みを一人で抱えがちです。
「なんとなく不調」を感じたら、放置せずに専門医への相談も検討しましょう。自分の健康は、自分自身で守る必要があります。