健康を考えるPHR
2025-05-12 10:40:28

太陽化学、日常に健康をもたらすPHR活用の実験報告を公開

太陽化学が目指す「いつの間にか健康」



太陽化学株式会社は、経済産業省が推進する「令和6年度日常生活におけるPersonal Health Record(PHR)」を活用した実証調査事業に参加し、最終報告書を公開しました。この調査は、健康と栄養に特化した知見と外部専門家との協力をもとに、コンビニエンスストアを通じて日常生活における健康意識を高めることを目的としています。

実証事業の概要



本事業では、株式会社セブン-イレブン・ジャパンやその他の企業とコンソーシアムを組み、東京都内のセブン-イレブン多摩センター駅西店を実証フィールドに選びました。18日間のプロジェクト期間中、165名の参加者が健康状態のデータを提供しました。健康チェック機器を使用して体組成やヘモグロビンの測定を行い、そのデータを日常生活のライフログ(歩数、睡眠など)と共に専用アプリに集約しました。

得られたPHRデータを基にして、各参加者にパーソナライズされた健康推奨商品が提案され、健康意識や行動の変化を調査しました。調査対象の参加者にアンケートを実施し、彼らの健康意識の変化を分析することで、どのように日常生活における健康的な選択が影響を受けるのかを探求しました。

調査結果と示唆



健康意識の向上


調査の結果、アプリを利用した参加者の健康意識は開始時と比較して実質的に高まりました。参加者が取り組みに参加する前と後での健康に対する意識の差は、特に目立つものでした。これは、PHRの導入が実際に健康意識の改善に寄与する可能性を示しています。

購買行動の変化


一方、健康に無関心だった層においては、健康行動の数値向上は見られませんでしたが、興味深いことに、参加者の購買行動に変化が見られました。具体的には、サラダチキンや豆腐、ヨーグルトなどの健康的な製品の購入割合が増加しており、これは健康意識の変化を反映している可能性があります。特定の食品に対する関心が購買行動に及ぼす影響が予想以上に強いことがわかりました。

商品カテゴリの違い


さらに、本調査を通じて商品カテゴリごとに求められる「健康」の切り口は千差万別であることが浮き彫りになりました。たとえば、パンに対しては低糖質を求められる一方で、飲料では手軽にビタミンを摂取できることが重視されるなど、消費者の期待は商品によって異なることが示されました。

まとめ



この実証事業を通じて、PHRを活用したパーソナライズ化された商品提案が、日常的にコンビニを利用する消費者の健康意識や購買行動に変化をもたらし、健康的な生活を促進する可能性があることが確認されました。

太陽化学は今後も「世界の人々の健康と豊かな生活文化に貢献する」ことを理念に、ユーザーが意識しなくても健康を意識できる社会の実現に向けた取り組みを続けていくつもりです。また、本事業に関する詳細は、経済産業省の公式ホームページや2025年10月に開催予定の第3回健康フォーラムでも紹介される予定です。

参考文献



経済産業省の報告書を参照せずにこの内容の理解を深めたい場合は、以下のリンクもご利用ください。

経済産業省報告書

太陽化学株式会社概要



太陽化学株式会社は、三重県四日市市に本社を置く企業で、1948年の設立以来、乳化剤や安定剤、鶏卵加工品、機能性食品素材の開発と製造を行っています。現在も天然素材から最新技術を取り入れた材料まで幅広く取り扱い、研究開発に積極的に取り組む企業です。


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会社情報

会社名
太陽化学株式会社
住所
三重県四日市市山田町800番
電話番号

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