NTTコミュニケーションズが推進するIoT Partner Program
NTTコミュニケーションズ株式会社は、法人事業において新たに「IoT Partner Program」の提供を開始することを発表しました。このプログラムは、2024年10月8日からのスタートが予定されており、パートナー企業への共創支援を強化することを目指しています。以前のThings Partner(R)プログラムやドコモ5Gオープンパートナープログラム(R)を統合し、新たな形でのサービス提供を実現します。
背景と目的
近年、日本の企業は人口減少や生産性の向上に直面しており、これらの課題を解決するためのデジタルトランスフォーメーション(DX)が求められています。特に、IoT技術を活用した新たなソリューションを求める声が高まっていますが、その一方で、5GやIoTの導入には多くのハードルが存在します。これに対応するために、NTTコミュニケーションズはIoT Partner Programを立ち上げることになりました。
イノベーションの創出
このプログラムには、パートナー企業がNTT ComのIoTプロダクトを活用し、自社のサービスに付加価値を加えるための多様な支援メニューが用意されています。主な支援内容には、相談会やワークショップ、テクニカルサポート、販売サポートなどが含まれています。特に、共創案件創出サポートでは、パートナー企業が自社のソリューションにIoTを組み込む手助けを行い、適切なプロダクトやメニューの提案も行います。
先行事例の紹介
すでに本プログラムの先行事例として、芝草刈りロボットの遠隔操縦、業務用掃除ロボットのIoT化、医療研修環境のDXといったプロジェクトが実施されています。これらの事例は、NTT Comがパートナー企業とともに新たなソリューションを生み出すためのモデルケースとなるでしょう。
料金と申し込み
興味のある企業は、特に料金を気にする必要はありません。IoT Partner Programへの参加は無料で、申し込みは専用フォームから行えます。この手軽さが、より多くの企業にとって参加を促進する要因となるでしょう。
今後の展望
今後NTTコミュニケーションズは、パートナー企業が新しいサービスやソリューションを創出できる環境を提供し、さらなるビジネスの拡大に寄与することを目指します。そして、2024年11月29日にはIoT Partner Programのキックオフイベントが予定されており、実際の成功事例を基にしたトークセッションや案件相談会が実施される予定です。
この取り組みを通じて、NTTグループは法人事業の統合ブランド「ドコモビジネス」を展開し、イノベーションを推進することでお客様とともに未来を切り拓いていくことを目指しています。