FOLIOグループ、新経営体制へ移行：代表取締役交代で更なる成長目指す

FOLIOグループ、新経営体制でさらなる高みへ

2023年、FOLIOホールディングスは、グループ企業であるFOLIOとAlpacaTechの代表取締役を交代し、新たな経営体制へと移行しました。この発表は、両社の更なる成長と、AIを活用した金融ソリューションにおける市場での地位確立を目指す重要な一歩となります。

新体制と役割分担

FOLIOの代表取締役には四元盛文氏が就任し、甲斐真一郎氏は取締役会長兼CEOに。一方、AlpacaTechでは、水野麻衣子氏が代表取締役CEO、アンドレアス・アレクセリス氏が代表取締役CTOに就任する共同代表体制となります。四元氏と甲斐氏は、両社で取締役として経営に引き続き関与します。この人事異動は、FOLIOホールディングスが昨年7月にAlpacaTechを連結子会社化して以降、取り組んできた経営体制強化の集大成と言えるでしょう。

各社の展望

FOLIO: AIを活用したロボアドバイザー「おまかせ投資」やAI投資「ROBOPRO」を提供し、個人投資家向けに革新的な投資ソリューションを提供しています。「ROBOPRO」は、金融庁発表のロボアドバイザーのパフォーマンスランキングでトップを記録するなど、高い評価を獲得しています。さらに、金融機関向けにはSaaS型投資一任プラットフォーム「4RAP」を提供。SBI証券や愛媛銀行など、多くの金融機関で導入され、利用者の拡大が進んでいます。今回の経営体制変更は、これらの事業をさらに発展させ、顧客へのサービス向上を目指すものと言えます。

AlpacaTech: 投資運用およびトレーディングのためのAIソリューションを提供するテクノロジーカンパニーです。FOLIOとの連携を強化しながら、AIと機械学習技術を駆使し、最先端のテクノロジーを用いた金融ソリューション開発に注力。国際的な人材を擁し、金融業界にイノベーションを起こすべく、開発体制を強化し、市場開拓を加速させる計画です。