越境ECサイトビィ・フォアードが119億円を調達
株式会社ビィ・フォアード(以下、ビィ・フォアード)は、2024年11月15日にシンジケートローンを通じて119億円の資金調達を行ったと発表しました。この資金調達の目的は、資金の多様化と柔軟性を確保するとともに、財務基盤の安定化や金利負担の軽減を図ることです。このようにして得られた資金は、運転資金や今後の成長戦略の実現に向けた戦略的投資に活用される見込みです。
ビィ・フォアードのサービス
ビィ・フォアードは、越境ECを利用した海外向け中古車販売、中国語でのサポートを通じたオートパーツの提供、さらには国内から海外への荷物配送を可能にする「ポチロジ」サービスを展開しています。特に、同社の越境ECサイト「beforward.jp」には、466,000台もの中古車が掲載されており、207の国々へ年間156,237台を販売しています。顧客は、サイト上で24時間いつでも注文が可能で、商談から決済、輸出手続きに至るまでのすべてのプロセスをワンストップで提供することが魅力です。
加えて、オートパーツに関しても339万点以上が掲載されており、顧客のニーズに応じて海上輸送と航空輸送を行っています。大口顧客には専用コンテナをチャーターすることも可能です。
「ポチロジ」サービスと不動産事業
ビィ・フォアードの「ポチロジ」サービスは、日本国内から海外へ荷物を発送する際の利便性を追求しています。一般消費者や法人からの依頼も受け付けており、ECサイトのように簡単に世界中に荷物を送ることができるため、多くの利用者に支持されています。また、海外向けの不動産仲介サービス「BE FORWARD Real Estate」も展開し、特にアフリカのタンザニアとザンビアでのサービスが注目されています。
シンジケートローンの意義
今回のシンジケートローンは、株式会社三井住友銀行がアレンジャー兼エージェント、株式会社みずほ銀行がジョイント・アレンジャーを務め、参加金融機関にはりそな銀行や三井住友信託銀行などが名を連ねています。契約期間は2024年11月29日から2025年11月28日までで、資金は主に運転資金として使用される予定です。
ビィ・フォアードの持続可能な成長の実現に向けた新たな一歩となるこの資金調達は、今後の事業展開やサービス向上にも大きく寄与することでしょう。これからのビィ・フォアードの成長に期待が高まります。