ブレインパッドとLazuliが共に未来を切り開く
株式会社ブレインパッドは、データとAI技術を活用して企業のデジタルトランスフォーメーション(DX)を支援しています。その中でも、Lazuli株式会社との連携を発表し、商品データと顧客データを融合させた新たな価値を生み出そうとしています。
連携の背景
ブレインパッドは、2004年の創業以来、データを戦略的に活用するためのサービスを提供しており、特に200名を超えるデータサイエンティストが在籍することで知られています。パーソナライズプラットフォーム「Rtoaster」を通じて、ECサイトなどで顧客のニーズに合わせた提案を実現してきました。
一方、Lazuliは2020年に設立されたスタートアップで、AI技術によるクラウド型商品マスタ「Lazuli PDP」を提供しています。このプロダクトは、商品情報をリアルタイムで管理できる仕組みを提供し、大手企業へも多数導入されています。
目指す新たな価値の創出
今回の連携を通じて、両社は「Lazuli PDP」と「Rtoaster」の連携を図ることで、データの前処理にかかる時間と労力を削減しようとしています。このことにより、データの整備や顧客データの活用をより効率的に行えるようになります。具体的には、マーケティングや営業分野でのデータの可視化、予測、分類、生成、最適化を行っていくつもりです。
これにより、リテール企業や製造業に携わる様々なビジネスが、新たな顧客理解や市場の変化に迅速に対応できるようになることが期待されています。また、データの整備を通じて、デマンドチェーンマネジメント(DCM)の高度化を図り、業界全体でのデータ利活用の推進を目指します。
業界への影響
今後、ブレインパッドとLazuliが連携することで、ただの情報の集まりから、実際に価値のある分析結果を引き出すことができるようになります。データをより深く理解し、顧客のインサイトやトレンドを掴むことは企業の成長に欠かせません。
両社のCEOは、今回の連携について「商品データ×顧客データという新しい価値の組み合わせが、業界全体にもたらす影響は計り知れない」と強調しています。データを活用した企業の競争力向上は、今後ますます重要なテーマとなるでしょう。
まとめ
データとAIが切り拓く未来は、企業の経営戦略を根本から変えていく可能性を秘めています。ブレインパッドとLazuliの連携は、ただのビジネスの枠を超えた新しい価値の創出を目指しており、その動向が業界内外から注目されています。今後の展開に期待が高まる中、データをどう活かしていくかがOEM企業や小売業にとっての重要な課題となるでしょう。