名古屋にグルテンフリーのお食事処「みちのり亭」がオープン

名古屋の新たな食の扉「みちのり亭」

2024年11月22日、名古屋駅西口にグルテンフリーのお食事処「みちのり亭」がオープンします。このお店は、アレルギーを抱える方々も気軽に食事を楽しむことができる場所を提供することを目的として、店主のnacoによって始まります。2023年には「みちのり弁当」を立ち上げ、多くの支持を得ているnacoは、人々が集まり、食を通じて感動を分かち合う場を創りたいという夢を抱いていました。

2023年に始まった「みちのり弁当」は、そのコンセプト通り、多くの人々に楽しんでもらう場となりましたが、コロナ禍の影響で一時的にテイクアウト専門になりました。しかし、ついにnacoは再び理想の食事空間を実現することができるのです。

「みちのり亭」では、グルテンフリーに特化した和料理が提供されます。料理監修は、中辻健太氏が担当し、彼の繊細な技法で従来の日本の味わいを新たな形で表現します。名古屋名物の手羽先やみそかつ、エビフライを小麦不使用で再現し、地方や海外からの観光客でも安心してこの土地の味を楽しむことができるようになります。

みちのりブランドの３つの価値

「みちのり亭」では、以下の３つの価値を基本に掲げています。

1. 「安全」への徹底的な追求
厳選した食材と独自の品質管理を行い、小麦アレルギーの方が安心して利用できる環境を作ります。

2. 上質な「上質」空間
落ち着いた和モダンの空間で、特別なひとときを提供します。

3. 新しい和の「美味しさ」への探求
グルテンフリーの制約を逆に利用し、新しい食材や技法を用いて和食の新しい可能性を探求します。

グルテンフリー料理の挑戦と克服

グルテンフリーな料理を提供することは、多くの挑戦が伴います。通常のレシピでは使用されることの多い小麦製品を避けるため、調味料の選定には特に注意が必要です。たとえば、多くの醤油や味噌には小麦が含まれており、グルテンフリー専用のものを見つけるのは容易ではありません。
また、食感を再現することも大きな課題です。グルテンがないために失われるモチモチやしっとり感をどう復元するか、例えば米粉を用いる場合はその調理法を工夫しなければなりません。これらの困難を乗り越えるため、みちのり亭では「みちのり弁当」での経験を活かし、ひとつずつ問題をクリアしながら本来の美味しさを追求しています。

名古屋をグルテンフリーの街へ

「みちのり亭」は「名古屋をグルテンフリーの街へ」というビジョンのもと、名古屋の食文化の一端を担えばと考えています。手羽先やみそかつの提供はその第一歩として位置づけられています。
名古屋に多様なグルテンフリーの飲食店を増やし、観光客や地元の方にとって、安心して食事を楽しめる場を提供していきたいと考えています。将来的には「名古屋」といったら、グルテンフリー専門店が多く、誰もが安心して食事ができる街だと認識されることを目標にしています。

ぜひ、「みちのり亭」で新しい食の体験を楽しんでみてください！