札幌秀友会病院 理事長インタビュー
2024-11-13 17:34:22

【信頼の証】医療法人秀友会 札幌秀友会病院 理事長 藤原雄介先生インタビュー:地域住民の健康を支える情報発信の重要性

札幌秀友会病院 理事長インタビュー:地域住民の健康を支える情報発信の重要性



2024年4月から地域特集を作成させていただき、メディカルノート(以下、MN)をご活用いただいている札幌秀友会病院。今回は理事長の藤原雄介先生に、医療機関担当の春日と広報担当の折田が取材を行いました。

春日・折田: はじめまして。本日はお忙しい中、インタビューにお時間をいただきありがとうございます。

藤原先生: ありがとうございます。よろしくお願いいたします。

春日: まずは、貴院の概要や強みのある診療科についてお聞かせください。

藤原先生: 当院は脳神経外科・神経内科・リハビリテーション科の専門的な診療を行う病院として、1988年1月に開院しました。当初より“急性期医療から在宅療養まで”を理念に掲げ、地域の方々の暮らしと健康を支えてきました。

急性期から在宅期における質の高い医療を提供していることに加え、法人グループ内で連携することにより、切れ目のないサポートを行える点が当院の強みです。急性期医療の柱となっている脳卒中ケアユニット(SCU)では、医師、看護師、理学療法士、管理栄養士、薬剤師、医療ソーシャルワーカーなどによるチーム医療を実践しています。また、片頭痛外来、痛みとしびれの外来、脊椎・脊髄外来、物忘れ外来などの専門外来を開設し、適切な診断・治療に努めています。

私は筑波大学を卒業後、脳神経外科医となり、大学病院や関連病院などを経て、2017年4月から当院で診療を始めました。2018年4月に医局長、2019年10月に副院長となり、2021年6月に理事長に就任しました。

折田: 急性期から在宅期まで一貫した医療を提供されているのですね。

藤原先生: 勤務医として急性期病院で仕事をしていた頃は、救急車で運ばれてきた患者さんに診断をつけて、治療をして…と、現場を回すだけで精一杯でした。自分が治療して急性期を脱した患者さんはそれぞれ、ご自宅に戻られたり、リハビリテーション病院に転院したりして、“私の患者さん”と呼べる方は1人もいませんでした。

医師としては、治療をして終わりではなく、患者さんが元の生活に戻られるまで傍らに寄り添い、支えたいものです。前理事長である父に自分の思いを伝えたところ、父も同じ考えであることが分かり、2017年に当院に入職しました。ケアミックス病院という言葉がなかった頃から取り組みを進め、最近になってようやく“私の患者さん”と呼べる存在ができたような気がしています。急性期から在宅期まで一貫して診ることで自分の治療が正しかったのかどうかを確認できますし、何よりも患者さんの生活や人生を丸ごと診られることにやりがいを感じています。

春日: 理事長に就任されて以降、広報活動に積極的に取り組まれたと伺っています。

藤原先生: 当院は開院から今日まで、地域の方々に支えられて診療を続けてきました。患者さんの中には、父の人柄や腕を見込んで足を運んでくださる方も少なくなかったように思います。しかしこの先も安定して医療を提供していくことを考えたとき、受け身のままでいることに不安がありました。自分たちの強みを積極的に発信する必要性を感じ、手始めに取りかかったのが病院HPのリニューアルでした。

私が入職した2017年頃、当院のHPは開設当時から時が止まっているような状態だったため、「まずはHPを何とかしなければ」と思いました。私はデザインに関しては素人ですが、いわゆる“病院らしいHP”にするのは嫌でした。そこで、これまで医療関係のHPを手がけたことはなかったものの、ブランディングに優れたデザイン会社にHP制作を発注し、当院の魅力や得意分野を存分にアピールすることに成功しました。

広報活動という点では、2023年からスタートした“秀友会アカデミア”もその1つです。これまで私たちを支えてくださった地域の方や職員たちに、医療以外で恩返しができないものか…そのような考えで、高校の友人で元Jリーガー(北海道コンサドーレ札幌)の曽田雄志氏をファシリテーターに迎え、“よりよく生きる”ための講演会などを企画・開催しています。講演者の経験談や考え方を通し、学びを得ることで、地域の方々の心身の健康につながるのであれば、これほどうれしいことはありません。

折田: さまざまな取り組みをされているなかで弊社とのご縁をいただいたのですね。

藤原先生: MNとの出会いは、まさに絶妙のタイミングでした。HPのリニューアルを皮切りにSNSで情報発信したり、脳卒中に関する本『あきらめない脳卒中治療~急性期から在宅まで~』を執筆したりしていたところ、思いがけずMNの担当者さんから声かけをいただいたのです。もし少しでもタイミングがずれていたら、話を聞くだけで終わっていたかもしれません。

最近はネット上にさまざまな情報があふれていて、発信元を含めて真偽不明な情報がたくさんありますよね。そうした現状を踏まえてGoogle検索をしたところ、一瞬でMNが信頼できるサイトだと分かりました。検索キーワードに疾患名を入れるとMNが一番上に出てきて、クリック後に表示される解説文も実に正確でした。Google検索で上位表示されるということは、そのコンテンツの信頼度・ユーザー満足度に対してGoogleがお墨付きを与えているということです。また上位表示されるサイトにはたくさんのユーザーが集まることが予想できますから、その場で「よし、お願いしよう!」と即決しました。

春日: 弊社の地域特集では、片頭痛や脳卒中について分かりやすく解説していただきました。

藤原先生: 一番お伝えしたかったのは「これらの病気には治療法がある」ということです。”適切な診断を受けて適切な治療を行うことによって人生が変わることもある”ということを1人でも多くの方に知っていただきたいと思いました。

世の中には片頭痛に悩まされている方がたくさんいらっしゃいます。一方で脳神経外科にかかるのはハードルが高いイメージがあるようで、受診に結びついていない方も少なくありません。痛みをがまんしながら仕事や家事をしている方、市販薬の痛み止めを飲んでやり過ごしている方、そうした方々に「がまんしないで」と呼びかけたくて記事づくりに協力させていただきました。

私が専門とする脳卒中も、早期に介入できるかどうかでその後の人生がガラリと変わります。私が本を書いたのも「脳卒中に関する正しい情報を伝えたい」と考えてのことでしたが、MNのサイトを通してたくさんの方が脳卒中について知ることになれば非常に意義のあることだと思います。院内の掲示板だけでは情報を届けられない方々にも広く・効果的に情報発信できることがMNを利用するメリットだと考えています。

折田: サイトに記事が公開されて何らかの反響はありましたでしょうか?

藤原先生: そうですね、問い合わせ件数の増加を含めて大いに手ごたえを感じています。記事が公開となったのは2024年2月5日でしたが、地域特集を通じて、新患の数も増えており、特に4月は前年の224名から今年は313名と、前年同月比40%増し、もっとも新患が増えた月となりました。「物忘れ外来」の患者さんもとても増えていて、予約がなかなか取れない状況になっています。

新患数が増えるのはもちろんうれしいのですが、記事を読んでくださった方から口コミが広がり、脳神経外科を受診することへの抵抗が少しでも減れば、これ以上の宣伝効果はないと思っています。

春日: 信頼できるサイトで情報発信することが自院の信頼につながるんですね。ありがとうございます。今後も精一杯お手伝いさせていただきます。最後に、弊社に期待されることがありましたらお聞かせください。

藤原先生: 地域特集の記事が公開されて、新患数が増えて…ここまでは期待どおりの結果が得られています。

MNは、発信元が明確で、正しい情報が集まっていて、Google検索をすると一番上にMNが出てくることは確かです。MNには今後も、正しい情報を掲載し、Googe検索で一番上に出てくるような信頼できるサイトでい続けてほしいと思います。だからこそたくさんの人が閲覧するサイトとして、タイアップする価値があると考えています。

春日・折田: 貴重なお話をありがとうございました。


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会社情報

会社名
株式会社メディカルノート
住所
東京都港区東新橋二丁目3-3ルオーゴ汐留5階
電話番号
03-4500-9458

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