RePlayceが積水ハウスから資金調達を実施
中高生向けのキャリア探究サービスを提供する株式会社RePlayceは、積水ハウス投資事業有限責任組合からの出資を受けました。この出資は、社会課題の解決を目的としたオープンイノベーションを推進する積水ハウスグループから実施され、RePlayceの事業拡大に寄与します。
資金調達の背景
2021年に設立された「積水ハウス投資事業有限責任組合」は、特に「住まいと暮らし」をキーにした様々な社会問題に対処するための活動を行っています。その第一弾として、RePlayceが選ばれたのです。これにより、RePlayceは現在運営している中高生向けのキャリア探究サービス『はたらく部』に加え、2025年4月に開校予定の「HR高等学院」の準備を加速させます。
はたらく部の特徴
『はたらく部』は、中高生が放課後に同世代や社会人コーチと共に「働くこと」について深く学び合う場所を提供します。オンラインでの参加が可能なため、地域を問わず仲間とつながります。昨年度は経済産業省から優秀賞を受賞し、教育現場での影響力を証明しています。多様な業界で活動する社会人が指導を行い、学生たちが進路形成に関する意見を持つ能力を育てることを目指しています。
HR高等学院の設立
新設される『HR高等学院』は、著名な起業家である成田修造氏と共に設立され、基礎学習に加えて企業との連携による実践的な学習が行われます。提携先には実績のあるカシマ教育グループの通信制高校があり、卒業資格取得をサポートします。これは、学生が特定の進路を選べる柔軟な教育環境を提供することを目的としています。
今後の展望
今回の資金調達によって、RePlayceはキャリア探究に焦点を当てた新たなコンテンツやプログラムの開発を進め、学生たちに必要なスキルを身に付けさせる環境を整えていきます。OECDの調査は、日本の学力は高いものの自律性が低いことを指摘しており、この点に焦点を当てて教育プログラムを提供することで日本の教育に革新をもたらすことを狙っています。
組織のビジョン
RePlayce代表の山本将裕氏は、「はたらく部」を通じて中高生が自分の可能性に気づき、それを自信に変える手助けをしてきたと述べています。新たに開校するHR高等学院では、様々な企業と協力し、学生たちが幅広い人との交流を通じて自らのキャリアを形成していくことを支援します。社会全体で次世代を育成する新しい学びの場を作ることが究極の目標です。
結論
このようにRePlayceは、積水ハウスグループからの支援を受けて中高生向けのキャリア教育を進化させようとしています。彼らの取り組みは、将来的により多くの学生の成長を促し、社会全体の発展にも寄与することが期待されています。