大坂関西万博での和食文化継承イベント
2025年の夏休み、フジッコ株式会社が大阪関西万博で「昆布と豆で地球を救う」をテーマに和食文化継承イベントを開催しました。この取り組みは、次世代を担う子どもたちに日本の伝統食文化を理解してもらい、持続可能な未来を考える契機となることを目指しています。
イベントの内容
万博会場内の「フューチャーライフエクスペリエンス」にて、2部構成の「親子で楽しむ健康セミナー」が行われました。1部では、京都府立医科大学の内藤裕二教授が「元気に生きるための食事」に関する講演を行い、続いて俳優の杉浦太陽さんとのトークセッションが展開されました。内藤教授が子どもたちに伝えた人生を幸せに過ごすための秘訣は、家族や友達とのつながりを大切にし、感謝の気持ちを持つこと、そして運動をして外に出ることでした。また、植物を基にした栄養価の高い食習慣が推奨され、日本人として食物繊維を日常の食事に取り入れる重要性が強調されました。
2部では、第13回小学生対抗「まめっ子くん豆つかみゲーム大会」が開催され、関西圏から6つの学校が参加しました。各校から編成された3人のチームが、豆をつかむゲームで競い合い、優勝は八尾市立亀井小学校でした。参加者は初めての試みに緊張しながらも、練習の成果を最大限に発揮。杉浦さんも子どもたちを励ますコメントをしながら、楽しい経験を共有しました。
和食文化の重要性
フジッコは、自社の根幹にある「昆布」と「豆」の栄養価と環境への優しさを生かした未来の健康社会の実現を目指しています。食は生命を支えるだけでなく、文化や歴史を伝え、持続可能な社会の構築に寄与する大切な要素です。そのため、フジッコは健康創造企業として、100年先の地球を考え、共に歩み続けることを宣言しています。
杉浦太陽さんとサプライズ
イベントのクライマックスでは、杉浦太陽さんをお招きし、彼の妻である辻希美さんとのエキシビションマッチが行われました。会場には収録映像が流れ、夫婦での豆つかみゲーム対決に拍手が沸き起こりました。杉浦さんはこのサプライズに非常に驚いていた様子で、イベント全体が和やかな雰囲気でまとめられました。
未来を見据えた取り組み
フジッコの「豆つかみゲーム」は、和食作法の重要性を楽しく学ぶために設けられたもので、2023年で第12回目の開催を迎えます。子どもたちが楽しく食に関する知識を深め、健康的な生活を送るための第一歩として、このイベントは大いに意義がある取り組みと言えるでしょう。このような活動を続けることで、次世代にも豊かな食文化を継承していくことが求められています。