ジュピターテクノロジー、新Eメールセキュリティソリューションを発表
ジュピターテクノロジー株式会社は、イタリアのLibraesva社が開発したEメールセキュリティゲートウェイ「Libraesva Email Security Gateway(ESG)」の販売を開始しました。この新たなソリューションは、進化するEメールを利用したフィッシング攻撃に対抗するために設計されています。
フィッシング攻撃の進化
近年、Eメールにおけるフィッシング攻撃はますます巧妙になり、特に生成AIの進化により、ますますパーソナライズされたものへと変化しています。これにより、同僚や取引先を狙ったなりすましメールは自然な文体で装飾され、見分けが難しくなりました。従来のルールベースのセキュリティ手法だけでは不十分であり、より高度なAI活用が求められています。
Libraesva Email Security Gatewayの特徴
Libraesva ESGは、独自の「Semantic AI」と呼ばれるAIエンジンを搭載しており、メールの種類を分類し、メッセージの意図を把握することができます。これにより、ユーザーのセキュリティリスクを大幅に軽減。特に、このAIは小規模言語モデル(SLM)を採用し、データはローカルで処理されるため、情報漏洩のリスクも最小限に抑えられます。
特徴的な機能
- - 超高速処理:1秒未満でメールの文脈を分析。
- - データプライバシー:外部ベンダーから独立しているため、サードパーティへの依存を排除。
- - 信頼性:目的特化型AIにより、一貫した結果を提供。
- - Eメールセキュリティテスト:送信されたメールが環境内の弱点を可視化します。
様々な構成と機能
Libraesva ESGは、オンプレミスやクラウドサービスといった多様な形式で提供されています。また、Microsoft 365やGoogle Workspaceとの連携が可能で、受信・送信履歴のパターン化を通じてなりすましをブロックする機能も搭載しています。
価格とライセンスプラン
Libraesva ESGには、基本機能を備えたBasicプランから、アカウント詐取防御やメール暗号化機能を含むPremiumプランまで、さまざまなライセンスが用意されています。例えば、サブスクリプションプランでは、オンプレミス版が334,100円、M365向けが383,800円となっています。
Libraesva社について
Libraesva社は1994年に設立され、Eメールセキュリティに特化した企業です。イタリアを拠点に、ロンドンやシアトルにもオフィスがあり、主に中堅企業をターゲットにしたソリューションを提供しています。これまでに数多くの賞を受賞し、Virus Bulletinからも高く評価されています。
ジュピターテクノロジーについて
ジュピターテクノロジーは2001年に設立され、海外製品の輸入販売やシステム構築を行ってきました。精力的なローカライズ活動を通じて、日本国内のお客様へ優れた製品を提供しています。
会社情報
- - 商号:ジュピターテクノロジー株式会社
- - 代表者:石川 幸洋
- - 所在地:東京都府中市宮町1丁目40番地 KDX府中ビル6F
- - 設立:2001年1月
- - URL:ジュピターテクノロジー株式会社
新たに発表されたLibraesva Email Security Gatewayは、進化するセキュリティ脅威に対抗するための強力なツールです。Eメールのセキュリティを強化する必要性が高まっている今、企業の導入が期待されます。