100年間の歴史を持つ輪島塗が摩登の器に生まれ変わる!
株式会社講談社が運営する「mi-mollet STORE(ミモレストア)」は、2025年12月23日から、100年前の輪島塗を現代風に再生した漆器を販売しています。このプロジェクトは、2024年に発生した能登半島地震によって大きな被害を受けた輪島塗の器を復興する「輪島塗 Rescue&Reborn」の一環です。ここでは、再生されたお椀の2種類をご紹介します。
輪島塗の魅力と再生プロジェクト
輪島漆は、室町時代から続く日本の伝統工芸で、華やかな漆の表面には沈金や蒔絵が施され、特別な日のための器として広く知られています。しかし、この美しい器はその実用性でも高く評価されており、地元で採れる珪藻土を用いた下地技法や、布で補強する「布着せ」によって、堅牢な作りを実現しています。
今回の「輪島塗 Rescue&Reborn」は、地震によりその役割を失った器を新たに生まれ変わらせ、日常生活でも活用できるようにしたものです。再生された器は、現代の食卓にも溶け込むデザインが特徴です。
再生された2つの器
1.
輪島キリモト「一文字椀・大 透き溜」
江戸時代からの伝統的な形状を持つ「一文字椀」。洗練されたデザインは、懐石料理の椀としても使用できます。また、飯椀や汁椀としても便利な存在です。職人が丹念に修復し、透明感のある「朱合い漆」を重ね塗りして、まるで赤ワインを想わせる美しい色合いが魅力です。
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販売価格:¥29,700(税込)
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サイズ:直径約12.5cm、高さ約7cm
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素材:天然漆、ケヤキ
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2.
輪島キリモト「端反壺椀 透き溜」
口当たりが優しい外側に向かって反った上縁が特徴の「端反壺椀」。そのなめらかな曲線美は目を引き、小ぶりながらも手にぴったりと馴染みます。汁椀や湯呑み、日本酒のぐい呑みとしても使える万能の器です。
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販売価格:¥22,000(税込)
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サイズ:直径約9.2cm、高さ約6cm
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素材:天然漆、ケヤキ
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「輪島塗 Rescue&Reborn」プロジェクトの意義
輪島の伝統的な「御膳揃」は、冠婚葬祭などで使用され、代々受け継がれてきました。しかし、地震の影響で多くの家庭がその重要な器を手放さねばならなかったのです。このプロジェクトは、そうした器を再生し、能登の食文化や伝統を未来へつなげる試みです。実際に、輪島キリモトは、地元の職人に定期的に仕事を依頼することで、地域経済の活性化にも寄与しています。
輪島キリモトとは
約200年間、木と漆の仕事をしてきた輪島キリモト。七代目の桐本泰一さんは、日々の生活の中に潤いをもたらす木工と漆器を提供し続けています。彼のところに保管されている輪島塗は、江戸時代から昭和初期にかけて作られた貴重なものであり、木箱には作成時期やオーダーした人物も記されています。
ミモレストアとは
「mi-mollet STORE」は、株式会社講談社が運営するウェブマガジン「mi-mollet」から派生したコンセプト型のメディアコマースサイトであり、日常生活をより楽しくするための商品を提案しています。2022年6月にスタートし、幅広いジャンルの情報を提供し続けています。
公式サイトはこちら
さいごに
100年以上の歴史を持つ輪島塗が、伝統を尊重しながら現代に生まれ変わった美しい器たち。これらの器が、日常の食卓に特別な風景をもたらしてくれることを期待しています。