ビジコムが調剤薬局向け最新POSシステム「BCPOS Ver.9.5」を発表
株式会社ビジコムは、調剤薬局における制度改正に対応する新しいPOSレジシステム「BCPOS Ver.9.5」をリリースしました。このシステムは、2024年10月1日から施行される新たな診療報酬制度に適応し、患者負担金額の自動取り込み機能を備えています。これにより、調剤薬局での会計業務が大幅に効率化されることが期待されています。
新診療報酬制度の概要
新制度では、ジェネリック医薬品がある処方薬について、患者が先発医薬品を希望する場合、医療費とは別にその価格差の一部を自己負担することが定められました。この改定は、医療機関や調剤薬局の運営に影響を与え、多くの利用者が新制度に関する理解を深める必要があります。
BCPOS Ver.9.5の新機能
「BCPOS Ver.9.5」では、NSIPS(処方インターフェース共有仕様)とのデータ連携が可能になり、会計プロセスの効率を大幅に向上させます。この新機能では、患者様の情報をデータベースから選択するだけで、自動的に医療費と選定療養費が登録され、レジ操作の手間や入力ミスが大幅に減少します。
さらに、OTC医薬品や日用品を含めた一括会計機能も搭載されており、患者様の利便性が高まります。これにより、お会計の際に発生する複雑な手続きが軽減され、スムーズなサービス提供が可能になります。
ビジコムの取り組み
株式会社ビジコムは、法改正や業界の動向を迅速に捉え、調剤薬局向けの機能拡張を進めています。また、顧客の業務を支えるため、システムのバージョンアップを定期的に行っており、今後もさまざまな業種の業務効率化を支援する意向を示しています。
さらに、ビジコムは医療機関や小売業におけるデータ管理を容易にするさまざまなサービスを提供しており、売上管理を可能にするクラウドベースのシステム「TenpoVisor」との連携も行っています。これにより、多店舗運営における業務の無駄を排除し、より効率的な店舗運営が実現可能です。
結論
ビジコムの新しいPOSレジシステム「BCPOS Ver.9.5」は、調剤薬局における最新の制度改正に適応した機能を搭載しており、業務効率化が期待されます。調剤薬局における会計業務の簡素化と、患者様へのサービス向上に貢献することで、ビジコムはより良い医療環境の実現を目指しています。これからも同社の動向に注目が集まります。
株式会社ビジコムの情報
ビジコムは、流通関連システムの開発と販売を手がける企業で、店舗運営に必要なPOSシステムやハードウェアを提供しています。今後も、同社が提供するトータルソリューションに期待が寄せられています。