中原中也記念館30周年を祝う特別な日本酒
山口県周南市に位置する中島屋酒造場が、2024年11月11日に数量限定の日本酒「中島屋 汚れつちまつた悲しみに……」を発売しました。この企画は、漫画家・浅田弘幸との魅力的なコラボレーションの結果であり、中原中也記念館の30周年を祝う特別な意味を持っています。
限定日本酒の魅力
新たに登場した「中島屋 汚れつちまつた悲しみに……」は、華やかな果実の香りと濃厚な味わいが特長です。その爽やかな酸味は、柑橘系の果実を感じさせ、飲み心地は非常に清涼感あふれるものとなっています。また、詩人・中原中也をテーマにしたデザインのラベルや箱には、浅田弘幸氏のコメントも掲載されています。
地元の原材料へのこだわり
中島屋酒造場の新しい日本酒は、山口県徳地産の良質な米と自社蔵の地下水を使用しています。この地下水は軟水の中でも中硬水に近く、その影響で綿密で柔らかな味わいを引き出します。このように地元の良質な原材料にこだわることが、酒造場の魅力の一つでもあります。
中原中也記念館との連携
中原中也記念館は、湯田温泉の中心部に位置し、詩人中原中也の作品や生涯に関する資料を多数展示しています。1994年に設立されて以来、館内では年4回の展示替えが行われ、新たな企画展が常に楽しめる仕組みが整っています。現在は浅田弘幸展が開催中で、この日本酒の発売もその一環として企画されています。
浅田弘幸のアート
神奈川県出身の漫画家・浅田弘幸氏は、1986年にデビュー以来、数多くの著名な作品を手掛けてきました。特に『テガミバチ』はアニメ化され、多くのファンを持っています。彼の作品は、中原中也の詩や作品にも影響を受けたものが多く、今回の日本酒のパッケージデザインにもそのエッセンスが詰まっています。
中島屋酒造場の歴史
中島屋酒造場は1823年に設立され、以来約200年にわたり、伝統的な酒造りを継承しています。さまざまな伝統と技術をもとに、数々の受賞歴を誇っています。例えば、2019年にはIWCで金賞を受賞し、2023年にもクラシック酛の部で金賞を獲得しました。これらの実績は、酒蔵としての誇りを示すものです。
商品情報
- - 品名: 中島屋 汚れつちまつた悲しみに……
- - 品目: 日本酒
- - 容量: 720ml
- - 原材料名: 米(山口県産)、米麹(山口県産米)
- - アルコール分: 16度
この特別な日本酒は、詩人中原中也を敬うひと時を提供し、味わうことでその世界に浸る機会を与えてくれます。私たちは地元の伝統を守りつつ、新たな創造性を引き出すこのコラボレーションを心待ちにしています。
さらに詳しい情報は、
中島屋酒造場の公式ウェブサイトでご確認ください。