親子で楽しむ「スマイルフェス」、大学生が支援
川崎市多摩区で新たな試みが始まりました。12月6日(土)、大学生が企画運営する「親子でつくるスマイルフェス」が行われることが発表されました。このイベントは、地域課題に対応した多様な活動を通じて、子育て中の家族を応援するものです。大学生たちは、約5か月間の準備を経て、事故にあわない楽しいボール遊びや防災知識を学べるワークショップ、自然素材を活かした工作などを用意しています。
イベントの詳細
「スマイルフェス」は多摩区保育・子育て総合支援センターにて開催され、参加は事前申込不要で無料です。内容は以下の4つのワークショップから成ります。まずは、確実に地域での防災意識を育てるための「防災アドベンチャーすごろく」。さいころを使って防災に関するクイズに挑戦するゲームは、楽しみながら学びを深められます。
続いて、子どもたちがボール遊びを通じて体を動かす「サンタさんにお菓子をあげよう!」では、安全に楽しむことができます。このような機会が少なくなっている家庭環境だからこそ、思いっきり遊ぶことが重要です。さらに、自然素材を利用した「秋冬工作」のコーナーでは、世界に一つだけのプレゼント作りに挑戦します。そして最後には、保育士による楽しいシアタータイムが親子での楽しい思い出を提供します。
「たまなび」とは
このイベントは、地域の大学、専修大学・明治大学・日本女子大学の3つが共同で開催する「たまなび」というプログラムの一環です。このプログラムは多摩区の地域社会の理解と関与を深めることを目指しています。大学生たちは、地域の人々との意見交換を行い、子育てに関連する悩みを解決するための提案を考えてきました。
例えば、このイベントでは「子どもに防災知識を身につけさせたい」という声や、普段禁止されているボール遊びを子供に体験させたいという意見を反映しています。これまでの経験を活かし、学生たちは地域のニーズに応えたサポートを計画しています。
学生たちの熱意
参加する大学生たちは、各々の視点を生かした活動に情熱を注いでいます。専修大学の加藤美羽さんは、「誰もが楽しく参加できるイベントを目指しています」と意気込みを語っています。また、栗谷菜摘さんも「普段できないことを子どもたちに体験させて、一緒に楽しむことで、貴重な経験になると思います」と述べています。このように、学生たちは地域の子育て支援活動に積極的に関わり、貢献しようとしています。
地域の発展と共に
川崎市多摩区は、「ピクニックタウン多摩区」をテーマに、地域社会の活性化に向けたさまざまな取り組みを進めています。「スマイルフェス」は、その一環として、地域の大学生と子育て家庭をつなぐ大切なイベントとして位置づけられます。これからも地域とのつながりを深め、よりよい社会づくりに貢献していくでしょう。
子育て中の家族の皆さん、12月6日はぜひ「親子でつくるスマイルフェス」にお越しください。多彩なワークショップを通じて、親子で楽しいひと時を過ごしましょう。詳細は多摩区役所の公式ページやSNSで確認できます。