登山道の未来を共に考える
アウトドアメーカーの株式会社finetrackは、近年登山道や山の環境の維持・保全に関する問題に光を当てています。この取り組みの一環として、全国の登山者から約2,500名の声を集めたアンケートを実施しました。今回はその結果と、登山者がどのように自然環境に関心を持っているのかを詳しく見ていきたいと思います。
アンケート調査の背景
本調査は、山や登山道の現状を把握し、finetrackが今後何をすべきか、また登山者たちと一緒に課題を考えるために実施されました。期間は2025年5月23日から6月12日までで、インターネットを用いて行われました。
主な調査内容
- - 調査対象: 一般登山者
- - 回答者数: 計2,458名
調査結果のハイライト
山の環境に関する認識
9272%の登山者が「荒れた道」や「危ない道」を経験したと回答しました。特に目立つ問題としては、「階段や橋、道しるべなど設備の破損」が81%で最多でした。次いで「登山道の崩落」や「土壌がえぐれて歩きにくい」といった結果も見られました。これらの結果から、多くの登山者が実際に登山中に山の環境悪化を感じていることが分かります。
興味はあるが行動は不十分
大半の登山者(94%)が登山道の維持や整備に興味を持っています。しかし、実際に整備活動に参加したことがあるのは約14%で、多くは「何をしたらよいか分からない」や「きっかけがない」といった意見が多く寄せられています。
整備活動への参加意欲
整備活動への参加の意向については、「参加したことがある」が14%、「参加したことはないけれどしてみたい」が36%との結果が出ました。このように、登山道の整備活動に対する興味は高いものの、実際の参加に結びついていない現状が浮き彫りになりました。
入山料や協力金の賛否
さらに、88%の登山者が「入山料や協力金導入」に賛成と回答。整備や維持にかかる費用の負担を理解している人が多いことが分かりますが、導入に対する懸念も多く見られました。「山の自由さが失われる」といった意見や、入山料の使途が不透明であれば受け入れがたいとの声も寄せられています。
未来への希望
多くの声から、将来の山をどう守っていくかを考える場面が数多く見受けられました。山の環境や登山道に対する意識を高めていくことは、私たちの未来にとって特に重要です。finetrackはこの意識を一緒に育んでいきたいと考えています。
結論
登山者たちの声からは、山や登山道の環境についての多様なニーズや意見が伺えます。これは、まさに未来に対する希望の証です。私たち個々人ができることを自覚し、積極的に行動することで、持続可能な自然環境を次世代に繋げていくことが求められています。
詳しい調査結果や情報は、finetrackの
公式noteでご確認ください。